1993年5月15日って、何してたんだろう!?
なぜか、自宅で家族と開幕のニュースを見たような気がしますが、そのときはもう配偶者がいたはずなのでそれは偽の記憶^^; たぶん、たまたま実家に帰ったときにTVでJリーグの試合が流れていたのでしょう。父が「サッカーってのはよくわかんねえな。なかなか点が入らないし」と言っていたのを思い出します。
わたし自身はもともとスポーツとは縁遠い生活をしていましたので、「Jリーグ? 何それ」という印象でした。変な色とデザインのユニフォームはカッコ悪いし、「ガンバ」とか「サンフレッチェ」とかいうダジャレみたいなネーミングもダサいし、カズダンスなんて恥ずかしくて見ていられないし……。何でそんなに騒ぐんだろう!?とシニカルに見ていたので、数年後に凋落が囁かれるようになると、溜飲を下げたような気持ちになったものです^^;
ツイッターで「#J開幕当時の自分に言っても信じられない事」というタグ付きでいろいろつぶやかれています。まったくもって、当時の自分に今の状況を伝えても信じてくれないだろうなあ。そもそも当時は「FC東京」はありませんでしたしね。
そういえば、ずっと前、日本代表の試合を見に行ったこともありました。何とW杯の予選で、対戦相手はUAEだったと思います。チケットは会社の同僚にもらったもの(!)で、タダでした。当日は間違ってゴール裏みたいなところに入っちゃったのか、観客の背中とチャントしか印象に残っていません^^; 今やプラチナチケットの代表戦も、ほんの少し前までは「タダでもらえる」こともあったんだな~。
その後、何となく時流に乗って、「ドーハ」や「ジョホールバル」をTVで見てはパソコン通信でブツブツつぶやいたりしていましたが、それだけの話。やがて98年には、体調が悪くて不眠だったせいでW杯をほぼ全試合リアルタイムで見てしまい、少しずつ気持ちがサッカーに傾いていったのでした……といっても、やっぱり「Jリーグってダサい」という気持ちはあまり変わらず、いわゆる「海外厨」になっていったのですが^^;
前にもブログには書いたと思いますが、FC東京を見るようになったきっかけは「原博実」と「02年W杯」。お気に入りの解説者の原さんが解説業をやめてしまい「Jリーグなんかの」監督をするというのと、実際にW杯の試合をスタジアムで見る前に、Jリーグの試合で予行練習しておこうと思ったためでした。あとは「読売は大嫌い」ね^^;
初めて東京スタジアムに行ったときの印象は鮮烈でした。とにかく、ピッチがきれい!ということ。もっと寂れているかと思っていたのに、ゴール裏がすごく賑やかで、応援を聞いているのが楽しかったですね。初めて行った試合はナビスコでした(←リーグ戦とナビスコの区別がついていなかった)。試合は、たぶん勝ったような気がしますが、試合の記憶はあやふやです。
02年W杯では、晴れやかな祝祭のような試合を5試合も見て(宮城で日本が敗退した試合や、決勝戦も見ました)、お祭りが終わった後は、なぜかあたりまえのように東京スタジアムに足を運んでいました。
初めて見たリーグ戦では「戸田」という選手がハットトリックを決めてものすごく盛り上がったことと(こんなにスゴいFWなら得点王にもなれるな!と単純に感心したものです)、右サイドにすばらしく脚の速い選手がいることが印象的でした。当時ハマっていたスペインリーグの中継でもこんな感じの選手がお気に入りで、それからはこの背番号36の選手ばかり見ていたなあ……。
やっぱり、石川直宏選手は特別でした。彼はマリノスからの期限付き移籍中で、その後数年はシーズンオフになるたびに「ナオは帰ってしまうのではないか」と気が気でなかったものです。今は誰がどこに行こうとほとんど動じることはないのですが、当時はかなり気にしていましたね。だから、もしも1年でナオが帰ってしまっていたら、あるいは……かもしれません。
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そんなこんなで、Jリーグは20年。観客数の減少を何とかすべくいろいろ模索中のようですが、今さら2リーグ制はないでしょ!と思ってしまいます。今年2リーグ制だったら、前期優勝はもう数チームに絞られてしまうのでは? 長いシーズン山あり谷ありなところがおもしろいのに……。何でも欧州基準じゃなかったのかよ!
盛り上げるためにも、外国人のスター選手は必要かもしれません。それなら、日本サッカー全体を盛り上げるためにも、お金持ちのJFAも一緒になって、高年俸に補助金でも何でも出して獲得させてほしいものです。Jリーグの魅力は時間をかけてつくられてきたものですが、短期的に何とかしたいならやっぱり「金」。ACLで勝てなくなったのも、中国をはじめとする各国が「お金をかけたチームづくり」ができるようになったからでしょう。
もうひとつ、お金をかけてほしいのは「スタジアム」。「ボロは着てても心は錦」という気持ちは大事ですが、結局のところ「箱」は大事です。すばらしいスタジアムがあってこそ、よりお客さんも集まります。この舞台に立ちたい!という気持ちが、選手の士気を高めることもあるでしょう。スタジアムがしょぼくてスキャンダルまみれのセリエAの人気が落ちて、満員の観客で賑わうブンデスリーガの2チームがCLで決勝を戦うのも、時代の流れ。ああ、でも改修される国立競技場には、確か陸上トラックがあるのですよね。
文句を言いつつも、応援するチームがある日々は楽しいものです。わたしがスタジアムに通えるうちに、リーグ優勝してほしいな~という夢を抱きつつ、今日もスタジアムへ行くことにいたしましょう(おっと今日はナビスコだ!)。

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