当時の私は、かなり熱心な海外サッカーファンでしたが、スタジアムでの観戦歴はほぼゼロ。発足時の馬鹿騒ぎが好きになれなくて、Jリーグは敬遠していたのです。それでもその年の6月にはW杯の試合を見に行くことになっていたので、W杯開幕前に一度スタジアムの雰囲気を体験してみようと思って、東京スタジアムに行ってみることにしたのでした。
「なぜ東京だったのか?」といえば、ヴェルディは読売だから嫌いで、ヒロミがいる東京のほうがいいだろう、くらいの理由でした。原さんが解説者をやめて東京の監督になると知った時は「なんでそんなマイナーチームの監督なんかになっちゃうんだ」と思っていたくらいでしたから(笑)。
勝手がわからないので、チケットはメインスタンドの指定席。対戦相手のヴィッセル神戸がどんなチームなのかも、東京にどんな選手がいるのかも知らず、リーグ戦とナビスコ杯の区別もついていませんでした。知っているのは「ヒロミが監督」ということだけ。
続きを読む

にほんブログ村