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ナオ賛歌

5月12日は、石川直宏選手の誕生日。28歳だそうだ。

サッカー選手の28歳というのは、ベストな時期ではないかと思う。精神的にも身体的にも充実して、チームの中心となってプレーすべき年代。石川選手(ナオ)は東京でもまさにそういうポジションにいる。

彼が東京に来たのは2002年。横浜・F・マリノスで出番に恵まれなかったころ、当時の原監督(ヒロミ)の「使っちゃうよ~」というヒトコトにダマされて(嘘)やってきたというのは有名な話だ。そうやってヒロミにそそのかされている姿を見たわけではないのに、何だか目の前に浮かんでくるような気がするんだよね。

私が東京を見始めたのも02年。その年の7月、リーグ戦で初めて見たナオはまさに右サイドを駆け抜ける風のように見えた。もともとヒロミスタ(笑)でスタジアムに通いはじめた私にとっては、ナオとヒロミというのは1セットで、東京の魅力の象徴でもあった。当時はスペインサッカーが好きだったので、ナオとホアキンを重ね合わせて見ていたりもしてたっけ。

レンタルという身分を捨てて東京に来てくれたときは本当にうれしかったし、その後も彼の活躍や苦悩を目にするたびに、一喜一憂してきた。横浜から来たアイドル選手は、年とともに落ち着きと存在感を増し、東京を代表する選手に成長したのだ。

先日のハットトリックは、東京でこれだけ頑張ったナオに対しての神様からのプレゼントではないかと思ってしまう。度重なる怪我に泣かされ、五輪代表では理不尽な扱いを受けて悔し涙を流し、実力に見合う評価がなかなか得られなかった彼に対しての、ほんのわずかなご褒美……。

浅利や藤山といった東京生え抜きの選手の出番が減り、ユース出身の梶山はいまだにちょっと頼りなく、東京歴の長い選手のあいだではキャプテンマークのたらいまわしが続く今、実質的なキャプテンはナオなのかも!?と思うこともある。今までは、ひとりで頑張りすぎて周囲から浮いてしまうこともあったけど、今はまわりを鼓舞する役目を自然に担っているように見えるから。

内省的で自分をしっかりと見つめて語ることができるブログも魅力的。サッカー選手であれだけの文章力がある人も珍しい。あまりにマジメすぎて、それがときどき心配にもなってしまうのだけど、ほどほどに息抜きをしながら、できるだけ長く活躍してもらいたいと思う。

28歳という新たなる1年が、ナオにとって実りある素晴らしい年になりますよう! 
ああ、彼と一緒に東京のタイトルを祝いたいなあ……。

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