
↑ずっしりヘビーな個性的ワインでした
このワインの存在を知ったのはだいぶ前。サッカー好きにはなかなか興味深い名称なので、ずっと興味はあったのですが購入には至りませんでした。
その理由は、5000円近いお値段と「オーストラリア」というキーワード。ちゃんとした知識がないにもかかわらず、わが家はデイリーでワインをがぶがぶ飲みますが、買うのは1000円台(か、それ未満)のものがメイン。誕生日などの特別な日用に高価なワインを購入するときは、やはりイタリアやフランスなど欧州の有名なワインを選んでしまっていました。
南米やオセアニアなどのワインはリーズナブルなお値段でお買い得ということは知ってはいても、オーストラリアワインに5000円というのはなぁ……とためらっているうちに数年がたち、今回ようやく(ナオのおかげで!?)飲んでみるきっかけができたわけです。
ボトルもずっしり重くて、シンプルに白い文字が描かれただけの真っ黒なラベルが渋く、なるほど高級そうな雰囲気です。ぶどうは、シラーとグルナッシュがメインで、カベルネ・ソーヴィニヨンが加えられているということで、かなり濃厚そう。
グラスに注いでみると、まったく透明感がありません。ここまで濁っているワインも珍しいかも!? 「にごり酒」というか、「にごりワイン」という感じです。グラスをまわしてみても、さらさらと軽快にまわる液体ではなく、とろっとしている感じ。香りはすばらしく、グラスから立ち上ってくるようです。
味のほうは、「実に個性的」でございました。微発泡しているような刺激もあり、とにかくパンチの効いた濃厚さがあります。やっぱり「ハットトリック」と名づけるからには、このくらい個性的でなくては。
アルコール度数も15%以上と、ワインの中ではかなりお高めです。肉料理にはもちろん合うと思うのですが、とても個性的で濃厚なぶどうの香りだけを楽しんでいたいような気にもさせられます。久々、「ワインに酔う」という気持ちにさせられた1本でした。
ナオのハットトリックがなければこれを飲むこともなかったのか~と思うと、改めて感謝。たまにはいいワインを飲まなきゃね。

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