日本VSカタールは1-1のドロー。前節でW杯出場を決めていたため、メンバーを入れ替えて試合に臨んだのだが、正直言って内容はお粗末だった。親善試合のキリンカップのほうがいいゲームだった……というのはどうにも皮肉なことだ。
めったにスタメンとして出られない選手にとっては数少ないチャンス。それだけに奮起してほしかったのだが、そうはならなかった……もっとも、それは彼らだけの責任ではない。普段とは異なるメンバーでの試合だけに、連携に難もあっただろう。あの結果は、「彼らの実力が劣っていたため」ではないのだ。
それにしても、W杯最終予選としてはホームでの最後の試合。しかもW杯出場を決めた直後なのだから、もうちょっと盛り上がってほしかった。
ところで、南アフリカ大会では「ベスト4」をめざすそうだが、本当にすべての人がそれを目標としているのだろうか?
目標を大きくもつことは大事だとは思うのだが、あまりに高すぎる目標を掲げることは逆に現実味がなくてマイナスになってしまうのではないだろうか。「ベスト4」というのは、現実的にいって、ちょっと高すぎる目標ではないかと思ってしまうのだ。
それならばどの程度なら「分相応」かといえば、やはり「決勝トーナメント進出」だろう。あるいは、「1勝」。2002年大会での成績は、ホーム開催による「ご祝儀」だったと考えたほうがいい。02年大会を除くと、日本は決勝トーナメント進出はおろか、1勝すらしていないのだから。
そういえば、W杯出場歴が日本よりも長い韓国だって、1勝までには長い時間を要したと記憶している(02年以外で勝ったことはあったっけ?)。とにかく、「まずは1勝」というのが現実的な目標だと思ってしまうのだ。
最終節はアウェイでオーストラリアと対戦。最終予選で1失点もしていないオーストラリアに対し、どんな戦いができるのか。互いにW杯出場を決めている「消化試合」だが、だからこそ「本戦につながる試合」にしてもらいたいものだ。あと、新型インフルエンザに感染しないようにね!
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