……いやもう、うれしすぎて何も言葉が出ない。
開始直後はデンマークがボールを支配していたけど、日本はあわてずにしっかり対応。これならチャンスがまわってくるはず……と思っていた時間帯に、本田選手のすばらしいフリーキックで先制。そして前半にさらに遠藤選手の追加点。
選手たちの疲れが心配だった後半も、全員がよく頑張った。PKの場面も、川島のビッグセーブがあったし(その後は残念だったけど)。そして、途中投入された岡崎による追加点。なんたる展開、なんという幸せ。
さらにうれしい理由のひとつは、試合内容が尻上がりによくなったことだ。カメルーン戦よりもオランダ戦のほうがよかったし(負けたけど)、それよりももっとデンマーク戦のほうがよかった。選手たちの疲労がたまっていることを考えれば、実に立派なことだと思う。
試合前日に「勇敢に戦ってほしい」と語ったオシムさん。その言葉どおり、「僕たちの日本代表」は勇敢に戦った。日本人全員が誇りに思える日本代表。今までは「サムライブルー(笑)」という感じだったけど、本当に「侍」になったという印象だ。
中継では、高円宮妃殿下がうれしそうに観戦されているようすが映っていた。日本サッカーのために尽力された故・高円宮様も、アフリカサッカーを愛したジャンルカ富樫さんも、きっと喜んでおられることだろう。皆の思いを受け止めて、日本代表は大きくはばたいたのだ。TV観戦の試合で泣けてきたのは、本当に久しぶり(日本代表の試合では初めてかも)。
ベスト16に進んでの次なる対戦相手はパラグアイ。フットボールにおいては、実力も歴史も格上の国だ。決しておごらず、謙虚でありつつも、過剰にリスペクトもせず、デンマーク戦のように、日本らしく戦ってほしい。あと、岡田監督には、02年のトルシエさんのような「メンバー入れ替え」をしないようにお願いしたい……かな。
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で、私はといえば、あれだけ大騒ぎしておきながら、しっかり寝過ごしてしまい、リアルタイム観戦はできなかったのだった! なんともお恥ずかしく、面目ないことである。ま、夜中に絶叫して近所に迷惑をかけなくてすんだからいっか~(笑)。
しかも、TVはスカパーと天気予報しか見ないため、日本代表一色だったであろうワイドショーネタもまったく知らず……。渋谷や大阪は大騒ぎだったみたいだけど。
日本代表の快進撃のおかげで、城福監督の「W杯は4年に一度のチャンス」という言葉がようやく現実的に感じられてきた。南アフリカ大会をきっかけに「サッカーを生観戦してみようかな」と思ってくれる人が増えてくれることを期待したい。
そもそも私自身が、02年のW杯をきっかけにスタジアム通いを始めたクチなのだ。若者諸君も、渋谷で騒いだり道頓堀に飛び込んだりしていないで、ぜひスタジアムへ来てくれたまえ!……ってことかな。

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