
↑平日なのにこの観客数
冷静に試合を振り返ってみれば、「負けずに勝ち点1を得られた」ことに価値を見出したいという、そんな内容だった。
確かに、大黒選手のゴールはすばらしく、東京の失点は実はオウンゴールだったのだが(スタジアムで見ていたときはわからなかった)、総合的に見ればミスが多く、もっと失点していてもおかしくなかった(得点5分以内の失点というのはもうやめてほしい!)。
だから、悔しいとか残念だとか思う前に、「負けなくてよかった」と思ったほうがいい。で、わがチームの「ホーム無敗」はまだまだ続くのね~♪
この日のMVP(勝ってないけど)がいるとしたら、間違いなく権田選手。中断中に負傷して以来の久々のスタメンだったが、彼の数回にわたるスーパーセーブがチームを救ってくれたことだけは間違いない。
ほかの選手たちについては、この暑さと日程のせいか、疲れが目立ったような気がする。交替選手が機能しなかったのも、さらに疲労度を増幅させていたかもしれない。
中断前は、「守れて失点はしないけれど、得点できないチーム」だった。これに大黒選手が加われば、課題が解消されるはずだったのに、長友選手の移籍や故障者続出などで、「得点はできるが、守備に大きな不安を抱えたチーム」になってしまったのが残念。
今後の課題は、やっぱり守備なんだろうなあ。大黒選手についてはまったく不安がないもの。天性のストライカーって本当にいるんだねえ。昨夜も、本当にすばらしい得点シーンを見せてもらいました。そりゃ♪俺たちの大黒~と延々と歌いたくもなるよな。
今後は、またも中2日で新潟。そして、スルガ銀行杯があるために他のJクラブよりもよりキツいスケジュールでリーグ戦をこなさなくてはならない。メンバーがそろわない中、「地獄の灼熱ロード」をどう乗り切るのか。監督はさぞかし頭が痛いことだろう。

↑ヤクルトの5回とハーフタイムが重なって
花火がベストタイミングで上がった!
「東商デー」ということで、「仕事帰りにスタジアムでビールでも飲むか~」とやってきてくださったお客さんで、平日にもかかわらず、国立競技場は26534人もの入場者数でふくれあがった。
スタジアム観戦初心者の皆さんにいい試合は見せられなかったが、両チームともに得点は入ったし、W杯に出場した選手もいたわけだし、それなりに楽しめる「興行」ではあったような気がする(これでハーフタイムにドロンパが愛想をふりまきながら場内一周でもすればもっと良かったのに)。タイミングよく、ハーフタイムには神宮球場から花火も上がったしね。さすがコラボチーム、ここまで時間を読んでくださるとは!(笑)
この人たちが今後ふたたびサッカー観戦に足を運んでくれるかどうかは、チームの頑張りしだい。何といっても、FC東京は東京都唯一のJ1チーム、都内在住者が「Jを見に行こうかな」と思ったときに、地理的に最初に候補にあがるチームなのだ。
でも、「Jを見に行ってもいいかな」と思ったときに、最寄りのチームが残留争いをしているようでは「行ってみたい」気持ちも萎えてしまうだろう。優勝争いをしていて初めて、「応援してもいいかな」と思ってくれるはずなのだ。だから、苦しくてもひきつづき頑張っていくしかない。
日本代表は苦しい中からも結果を出した。東京も、歯を食いしばって食らいついていくしかないのだ。
◆
「J's GOAL」の監督インタビューに、「なぜボランチが今野でなくて森重なのか」という質問に対する監督の回答が掲載されているので、気になっている人は読んでおくといいかも。
徳永選手が戻ってきたら、ディフェンス陣をどう編成しなおすのだろうか。何せ今の東京は「守れない」チームなので、本当になんとかしないといけないんだよね……。

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