長友選手のイタリアでの活躍が見たくて、久しぶりにセリエAの試合をじっくり見てしまいました。チェゼーナの初戦の相手は、昨シーズン2位のローマ。
98年W杯をきっかけにサッカーを見るようになり、その後は「セリエA→リーガ・エスパニョーラ→プレミア」と、ミーハーに試聴リーグを変えてきたのですが、最初のころは当然ながら中田英寿選手のいるペルージャの試合をよく見たものでした(別に中田選手のファンというわけではなかったのに)。
ひとりの日本人選手に注目して海外サッカーの試合を見るなんて、当時以来のこと。しかも、私でも覚えている懐かしい名前がちらほらあって、それだけでも楽しかったですねえ。
肝腎の長友選手はどうだったかといえば、ユニフォームと髪の色が変わっていたこと以外は、「いつもの長友」でした。つまり、それだけ彼らしく走り、シュートも打ち、相手選手には負けなかったということ。トッティ削ってイエローカードなんていうオマケもありましたが。カメラにも何度も抜かれていましたし、それだけ注目度の高い選手だったということでしょう。
翌日のガゼッタの評価は「6」だったそうです。彼の働きを、「マンガ」や「寿司」といった単語で表現していたようですが、日本人というと「寿司」というのは仕方ないのかね(笑)。先日、香川選手が活躍したときも、ドイツの新聞が「寿司」とか書いていたらしく……。海外日本人組で「寿司戦隊」でも作ってみたらどうかね……。
チェゼーナは昇格チームなので、シーズンの主たる目的は「残留」。でもこの試合も、ずっと守りっぱなしかと思えばしっかり攻撃もしていましたし、あわや得点か!?というワクワクさせられる場面もたくさんありました。しかしやっぱり守備がよかったですね。東京にもあんなふうに守ってもらいたいわ。
アウェイでローマ相手に0-0というのは、チェゼーナにとっては大きな自信になったのではないでしょうか。無失点の立役者は、もとローマのGKで今年40歳のアントニオーリ。彼のセービングがなかったら明らかに負けていたわけで、経験に裏打ちされたポジショニングと技術にはホレボレしてしまいました。
同じようにホレボレしたのが、「ローマの王子様」転じて「ローマのおじさま」になりつつあるトッティ。この日は90分のフル出場で、円熟味の増したすばらしいプレーを見せてくれました。長友はともかく、元気なトッティが見られるだけで充分という試合でもありましたね。いや~、久々のセリエ、楽しかった! 次節のチェゼーナはミランと対戦だそうなので、放送があればこちらも見てみたいな。
NHK-BS1で本日午後8時より、ローマVSチェゼーナが放送されますので、未見の方はぜひぜひ! 東京ももっと頑張らないと!

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