
↑昨年1月の懐かしい写真(最近撮ってないのです)
これを考えるようになったきっかけは、ハーフタイムのドロンパショーを見ていたとき。ドロンパの一輪車ショーは、ゴール裏中心部の前で終わってしまいましたよね。本当はバックスタンドの方まで行きたかったそうですが、残念ながらこの日はゴール裏でストップしてしまいました。
マスコットは「女子供のもの」と揶揄されることがありますが、これはある意味、本質を表わしていると思います。言い方を変えれば、マスコットは観戦経験の少ない人やファミリー層にアピールするもので、リピーターになってもらったり、グッズを買ってもらったりするための販促ツール(もっといい言葉でいえば、宣伝部長ですかね)なのです。
そう考えると、現在のドロンパのハーフタイムショーは、ちょっと間違っています。
東京のゴール裏は長年「マスコット不要」を主張していましたし、ゴール裏の中心部は選手とともに戦う人々の場所なので、ドロンパが愛想を振りまきに行く必要はありません(T・O・K・Y・Oなど一緒に盛り上がりたいときは別です)。
行くなら、ファミリー層が多いバックスタンドと、指定を買って見に来てくれたメイン席のお客さんのところでしょう。また、めったにアウェイチームのマスコットを見られないアウェイエリアでも挨拶くらいはしておきたいですね(アウェイへ行くとアウェイマスコットグッズを買ってしまう自分の希望でもあります(笑))。
今の時期のバックスタンドはものすごく暑いので、ハーフタイムには多くの人がコンコースで涼んでいるかもしれませんが、ドロンパを待ちわびている子供たちもたくさんいると思います。もっと近くで一輪車に乗ったり、踊ったりしてほしいと思っていることでしょう。
また、試合前の「東京ドロンパ出没」時間も、ちょっと違うような気がします。
富山戦では、まず13時からのフードコートに現われました。13時というのはキックオフの3時間前。こんな早い時間にスタジアムへやってくるのは、毎回ホームゲームに来て待機列に並ぶSOCIOがほとんどです。
常連さんへのアピールが悪いとは言いませんが、いつも同じお客さんに愛想を振りまいてもあまり意味はありません。この人たちの一部は、特に宣伝しなくても事前に情報を仕入れ、ドロンパグッズを買ったり、出没時間に合わせて行動を決めたりしているのですから。
ファミリー層や観戦初心者がスタジアムへ来るのは、キックオフの1時間前くらいからではないでしょうか。FC東京の宣伝部長たるドロンパの登場は、ここからでいいと思います。
ただし、コンコースでの登場にも、現状ではちょっと問題があります。
コンコースでの出没の際は、たいてい固定ファンが待ち伏せをしているので、大きなお友達がドロンパを囲んでしまって、新規のお客さんがなかなかドロンパに会えないという事態になっているような気がします(なので、最近はあまりコンコースの出没は見に行かないようにしています。写真がないのはそのせい)。
それを防ぐためにも、時間帯を決めたうえで、エントランスに近い位置でファミリー層を歓迎するような時間帯があってもいいと思います。固定ファンに囲まれるのを防ぐために、ドロンパ用のステージ(一緒に写真が撮れるような)があってもいいかもしれませんね。
これからますます暑くなっていって、マスコットにはキツいシーズンになります。長く登場させればそれだけ餌代もかさむことでしょう。キックオフ1時間前からの出没と割り切れば、試合後に出てくることも可能になるかもしれません。
ドロンパを誰に見せたいのか、誰にアピールしたいのか、何のために出すのかを考えて、「出没時間」を見直してみることも必要ではないでしょうか。
*追記*
今後、ゲストマスコットとの共演などが予定される場合は(四国方面からの客人とか!)、よりマスコットマニアが殺到する危険がありますので(笑)、特定のファンだけに独占させないよう、また、皆がそれなりに満足できる撮影ができるような工夫が必要になってくると思われます(東京のスタッフさんは、マスコットやゆるキャラのパワーを知らないみたいなので……)。
◆
次は、ドロ耳カチューシャの改善案を書くよ!

にほんブログ村