サッカーのことは相変わらず……というか、一生わからないままだろうから、フツーに感想だけを書きとめておくことにする。
つまらない。
今年の試合はまだ3つ目だとか、主力があんなにもごっそり欠けてしまったとか、いろいろ言い訳はあるにせよ、致命的につまらないことだけは確か。
実は、J2ならばもうちょっと「楽しい試合」が見られると思っていた。
今思うと、とんだ「ナメた」考えだったかもしれないが、昨年は快勝したのは同じく降格組の湘南相手の試合だけ。それ以外の試合はほとんど観戦に忍耐を強いられるようなものばかりだった。
だからJ2に落ちちゃえば、もう少し「強い東京」が見られるのではないかと思っていたのだ。全勝とまでは思わなかったけど、それでも見ていてワクワクする試合があるに違いないと思っていた。
ところが、3試合を終えた時点では、そうなりそうな片鱗すらない。もう1年以上、つまらない試合ばっかり見せられていることになる。06年の前半でも、07年でもうんざりすることはなかったけれど、今年はさすがにガマンも限界に近づいているような感じ。
期待がもてない理由のひとつは、どういうサッカーをしたいのか見えてこないこと。
07年、第二次原トーキョーが不調に終わり、選手もたくさん出ていってしまってどんよりしながら迎えた08年の開幕戦は衝撃的だった。「そうか、この監督はこういうことをしたいのか!」と、目が覚めたような気がしたもの。
でも、今年はそういうものがまったくわからない。なんだかリーグ戦が始まったばかりなのに、J1の残留争いを見ているようで、はなはだ精神的にもよろしくない。
わたしは02年からのSOCIOなので、大熊さんが監督していた時代は知らない。ただ、彼はJ2だったFC東京を昇格させた人物だし、日本代表で何かしらの経験を得て、再び東京の昇格のために尽力してくれるのだろうと思っていた。でも、今の段階ではそれがまったく感じられないのだ。
J2時代の東京については知らないとはいえ、本やブログなどから得た知識はある。当時の東京は、それこそ「ジャイアント・キリング」も見せてくれる、よく走るガッツにあふれたチームだったような気がする。あーあー、今とは正反対じゃないか。
かくして、今のわたしが楽しみにすることはといえば、ハーフタイムにピッチに登場してくれる東京ドロンパくらいしかないわけだ。あるいは、「ヴェルディだけには負けられない」とやけっぱちに盛り上がるか(負けられないのだから、きっと引分に違いないとマイナス思考(笑))。
あの震災のあと、再開されたJリーグの華やかなスタジアムを見たときの感動は忘れられない。それなのに、その晴れの舞台であんな試合ばかり見せられては、「なんのためのプロ?」と思ってしまう。せめて友人知人を誘いたくなるような試合をしてほしい! 今の希望はそれだけだ。
◆
……なぁんて文句ばかり書いているが、実はこの試合は生観戦しなかったのだった。
いろいろ事情があって旅行を優先させちゃったわけだが、10年目にして2度目の欠席。今までは「何が何でも」とホーム皆勤を通してきたけど、こうして休んじゃうと「今までムリしていたのかな」とも思ってしまう。
SOCIOを更新することで義務は果たしているわけだし、これからは「試合がアレでも旅行&グルメが楽しめる」アウェイをメインに行くのもいいかもしれないな……なんて思っているところだったりするのだ。でも、ドロンパに会いたいからホームにもちゃんと行くつもりだけどね~。

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