東京はそれでも、何とか首位をキープ。

↑見やすいスタジアムではありました
栃木が上位にいるのは、ロボがゴールを量産しているせいだろう、と思っていた。実際に見てみると、このチームが昇格争いをするのには何の不思議はなく、強いからなんだね!と素直に納得できた。
内容的には完敗だった。このヤラレ感は、シーズン序盤の千葉戦以来……って、両方とも昇格争いの本命ではないか。相変わらず、相手がちょっと強くなると負けてしまうようでは、J1に上がっても中位~下位をうろうろしてしまうよ(……と、そんな先のことは考えちゃイカンですね)。
救いは、最後に1点返したことくらい(得失点差を考えると)。あとは、本当によくなかったなあ。ピッチの悪さに苦戦していたのはもちろんだけど、栃木の選手とは気迫が違った。唯一、アグレッシブだった羽生さんを下げてしまった後はますます得点の匂いはしなくなってしまったし。
栃木は、ゴツゴツと当たりにくる日本人選手と、スマートにボールをあしらうブラジル人選手のバランスがよく、プレッシャーにくるのも早い。そして、いったんボールを奪ったらあっという間にシュートが打てる状態にもっていってしまう。ケガさせられたらどうしよう?と思った場面も多かったけど、必死さが伝わってきたのは確か。90分、途切れることなく走り続けた運動量もスゴかった。
東京は例によって、それがスタイルだといわれればそれまでなのかもしれないけれど、悪いピッチでボールを回そうとしては奪われたり、いつまでたってもシュートを打たなかったりで、ダメなときの見本のようだった。シュート数だけは上回っていたけれど、惜しいものはあまりなかったんじゃないかな。たくさんあったセットプレーを活かせなかったのも残念だった。
この栃木との再戦は、わずか2週間後。連敗することのないよう、それまでにしっかり対策をしてほしい。熊谷の芝の状態もしっかりと見極めて。新幹線だと、熊谷という駅は東京よりも宇都宮に近い。ホームなのにアウェイ感がビシビシあってイヤになってしまうが、ここを勝たないと昇格が危ぶまれることにもなりかねない。
切り替えて、頑張りましょう。

↑売店のメニュー。遅刻したので何も買わなかった
栃木グリーンスタジアムへは、宇都宮駅からバスで約30分。ルート的にはわかりやすく、ちょっと上り坂もあるけれど、自転車でも楽に行けそうな距離(交通量が多いのであまり楽しくなさそうだけど)。
スタジアムは工業団地の中にあって、駐車場ではないはずの芝?の上に無造作にクルマがたくさんとめられていたのが印象的だった。多くの観戦者はこうやってスタジアムへ来ているのだろう。
観光バスのような立派な車両を使ってタダで送迎してくれるのはありがたいけど、何にしても台数が少なすぎる。地元の人はクルマで来ることが多いから、アウェイからの観戦者のことをあまり考えていないのかな?
バスは全部で5台あるかどうかで、駅まで往復するとそれだけで1時間。座席&補助椅子に全員を座らせた状態で発車するので、1台であまり人数をさばくことはできない。道路があまり渋滞しないのはありがたいが、今回のように1万人近くが入場して、そのうちの多くがアウェイの客ということになると、全員が帰るまでに本当に時間がかかってしまう。
そういえば、昨年の熊谷での天皇杯もひどかった。今年の熊谷はリーグ戦なので、クラブ側にも頑張ってもらいたいところだ。

↑遅刻の理由(@みんみん)
この日は気温20度近辺と、ここ数日の猛暑はいったいどこへ!?という涼しさ。たぶん朝から降っていたに違いない雨は、試合時間にはほとんどやんでいて、身体を動かしやすい気温だったと思う。猛暑だと雷雨の危険も高まっていただろうし、コンディション的にはよかったはずなのだが……。せめて勝ち点1でも持ち帰りたかったなあ。

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