
↑試合前。壮観でした
約半年ぶりの「東京ダービー」は、我らがホーム味スタに3万5911人という大観衆を迎えて開催されました。ああ、本当に勝ちたかったなあ。5連戦を勝利で締めくくることができなくて、本当に残念。
スタジアムを埋め尽くした青赤と、普段よりも迫力のある応援に後押しされて、先日の大分戦敗戦のショックは引きずることなく試合はスタートしたように見えました。
ルーカスのゴールが決まったときは、久々の得点に快哉を叫んだものですが、後半にコーナーキックから失点(帰宅してハイライト見て、初めてオウンゴールだと知った!)。終わってみれば、内容的には「負けなくてよかった」みたいな結果に終わってしまいました。

↑少数精鋭な人々
試合に勝ちたい!というがむしゃらな気持ちが伝わってきたのは、どちらかといえば相手のほうかな……。東京の選手がボールをもつと、2人・3人と囲んできて自由にさせてくれない。とにかく献身的に走り続ける、ボールを奪ったら一気にシュートまで持っていく……と、東京ができないことを自由にやっていたような気がします。
連戦による疲労はたまっているでしょうし、スタメンの選び方や采配にも問題があったかもしれませんが、東京の選手からは「余裕」というか、必死さが足りないような気がしました。もっとも、東京と対戦するチームは、常にフルスロットルでやってくるので、東京も毎回相手に合わせて同じテンションで戦うわけにはいかないのですが……。
残りは5試合。首位にはいますが、安泰ではなく、昇格も決まっていません。昨年の今ごろのような弱さを見せず、どうか成長した姿を見せてほしい。そして、堂々と本来いるべき舞台へと帰っていってもらいたいと思っています。

↑バックスタンド
きょう改めて思ったのは、「やっぱり、東京ダービーはおもしろい!」ということ。
久々に90分があっという間だと感じ、絶対勝ってほしい!という強い気持ちで心がいっぱいになりました。普段はあまり人がいない周囲のS席にもたくさんお客さんが座り、終盤にはゴール裏の盛り上がりが伝わってきて、みんなの手拍子でスタジアムが反響するような感覚に。メインがあんなふうに盛り上がるのは本当に久しぶり。だからこそ、勝ちたかったけれど。
一介の東京ファンとして心底「緑は大嫌い♪」なのですが、やっぱり「東京ダービー」は特別でむちゃくちゃおもしろい!とも感じました。「多摩川クラシコ」も毎回いい試合をしてくれていますが、やっぱり「東京ダービー」のほうがむき出しの感情で戦えるような気がします。ピュアにぶつかれるというか。
嫌いなのに、その嫌いな相手がいないと試合すらできない……というのが、アンビバレンツな「ダービー」の魅力なのでしょうね。

↑人の波に圧倒されました(試合前)
驚くべきは、入場者数。3万5千人以上ですよ! J2最多(かな?)。アウェイのダービーでは、タダ券配りまくりで2万8千人が集結しましたが、今回はそれ以上。大混雑で大変だけど、やっぱりお客さんがたくさん来てこそ、試合も盛り上がるというものです(これだけの集客をするには、いかに努力が必要だったか……選手たちには、結果でそれに応えてほしかったです!)。

↑満車の駐輪場は初めて
そのせいで、キックオフ1時間前に到着したら、すでに「先着2万人」のクマストラップは影も形もなかったんですけどね……。おまけに、駐輪場まで「満車」状態。駐輪場が満車なんて、浦和戦でも経験したことがありませんよ~!

↑ピンクグマの抽選権すらもらえなかった…
雨が降り始めていたので、寄り道もせずに自転車で帰宅、その他のJ2リーグ戦やJAGSをスカパー!で見ていました。「岐阜VS鳥栖」は驚きの結果。得点を取られても取られても取り返す鳥栖の粘り強さには感心しました。東京だったら、これだけの気持ちでゲームを引き寄せられるだろうか!?と(サンキュー、岐阜!)。
JAGSでハイライトを見て、改めて「残り5試合」は楽にはいかないだろうと気持ちを新たにした次第。ホームであっても、ひとつとして楽な試合はないでしょう。1週間で立てなおして、一刻も早く昇格を決めてほしいものです(野々村さんの余裕っぷりはなぜ!? 昨年は「東京は大丈夫でしょう(降格しない)」って言ってたような!?)。
次節は、代表組の今野&権田、累積の梶山&高橋各選手が不在。スタメン固定も、ここにきて大幅に変更を迫られることになりました。心臓部のボランチを誰がやるのか、すごく気になります。ちなみにわが家は「徳永選手のボランチはやめてくれ」派なのですが、きっと大熊監督はそうじゃないんだろうな~。

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