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天皇杯決勝雑感

最後に、天皇杯決勝での小ネタまとめを……。

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↑コクリツといえば聖火台


*自由席観戦、何時ごろ行けばいい?

いちばん悩んだのがコレでした。普段から怠惰極まりない上にまったり観戦派なので、基本的には観戦は指定席ばかり。今回は指定が買えなかったので、久々の自由席(04年のナビ決勝以来!?)。さて、何時ごろ現地に着けばいいのでしょうか。

天皇杯決勝の自由席エリアはかなり広く、バックスタンドの2階部分は自由席だったと思います。というわけで「バクスタまったり観戦派」であれば、それほど早く出かける必要はありません。バクスタの2階エリアが開放されたのは、女子決勝の表彰式が終わったころでしたので、キックオフ2時間前に到着していれば、大人数でなければ席はキープできると思います。

ただ、ゴール裏でちゃんと応援したいということであれば、開門前には着いていた方がいいんじゃないかな~。女子の決勝が終わった後に、女子チームの応援エリアの人々がいなくなるので、その時に席を確保するということもできるかもしれませんが、早いに越したことはないと思います。

ただし、来年からは女子サッカー決勝は別途開催となるそうなので、今回の経験は今後は使えないかな。


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↑千駄ヶ谷駅前にいつものドロンパさんが!


*初の女子サッカー観戦

今回は、女子サッカーを見たいということもあって、午前10時ごろにスタジアムに到着しました。その時間帯には入場のための列は残っておらず、入場口で社長と握手までできちゃうというご褒美(?)も。コンコースに入った直後から2階席の一部が開放されたようで、このときに席を確保して、結局6時間以上もそこで観戦を続けることになりました。

「全日本女子サッカー選手権大会決勝」は、日本代表をズラリと揃えたおなじみ黒糖ドーナツ棒INAC神戸レオネッサVSアルビレックス新潟レディース。「おお、TVでよく見る顔が!」と、思わずミーハーになってしまいましたよ(笑)。

根っからの判官びいき体質&同じアウェイ扱いのため、アルビ側を応援しながら見ていましたが、残念ながらINAC神戸が圧倒的に強かった!という印象の試合でした。応援では勝ってたのに、残念!

今までは、天皇杯の前座でしかなかった女子サッカー決勝も、なでしこ人気のために来年からは単独開催になるようです。確かに、2試合見られて自由席3000円はお得すぎるかも!? 


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↑輪になって踊ろう!


*試合中に地震!

天皇杯決勝が始まって30分ばかりしたころ、スタンドがグラグラと揺れているような気がしました。いや、気のせいではなく、本当に揺れているのです。周囲の人たちもあたりを見回しているので、気のせいじゃない。でも、ピッチを見ると、普通にサッカーは続いています。

揺れはずいぶん長く続き、前のほうの席の人たちの頭が一斉に右へ左へと動いているのがわかりました。スタンド全体が、何かのアトラクションになったみたい。ゴール裏を見ると、あちらも通常営業状態。やはり、自分たちが動いていると気づかないのでしょう。

3月11日のときは、歩いていても異常を感じるほどの揺れでしたし、高層ビルがしなるように揺れていたそうですので(ダンナ談)、それほどの震度ではなく、2階席のバックスタンドという場所であるがゆえの揺れだと判断したのですが、それでもしばらくは試合に集中できませんでしたね(NHKでの生放送は、地震報道のために映像中断。再放送してもらうべく、「ご要望メール」やツイッターでお願いしているところです)。

今年こそ穏やかな年に……と願った年明けにいきなりの地震の洗礼。最大余震もまだ来ていないようですし、今年もまだまだ気の抜けない日々が続くようです……。


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↑パーサくんと睨み合うも……

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↑礼儀正しく挨拶!


*そして、東京ドロンパ!

天皇杯決勝では、待ちに待った我らが東京ドロンパも参戦、コクリツのピッチで躍動してくれました! 

まずは、MX特番(最高でした!)でも見せてくれた袴姿でゴール裏で小ネタを披露(バクスタだとよくわからないのね~あきらめてますが……)。そして、はるばる京都からやってきたパーサくん(コトノちゃんも!)と睨み合ったかと思うと、一礼して握手という場面も! いや~、マスコット同士、盛り上げてくれるわ~!

何よりうれしかったのは、試合前の選手たちとの集合写真にまぜてもらえたこと。試合後の写真にも加わっていましたし、優勝カップにも触れていたし、カップを囲んで円陣になったときもそこにドロンパがいました! 選手たちともすっかり仲良くなれたみたいで、本当によかった! おばさんはうれしいよ~!

もちろん、優勝報告会にも登場。到着が遅れた選手たちに代わっての必死の場つなぎ(笑)。この報告会でいちばん登場時間が長かったのは、他ならぬドロンパではなかったでしょうか。報告会本番中も、選手たちの端っこにちょこんと座っていたのがかわいかった!

誕生以来、2011年シーズンはドロンパがいちばん多忙だった年といえそうです。特にこの天皇杯決勝では、試合後選手インタビュー映像の背後で躍動して、全国にその姿をアピールすることができました。来シーズンはもっと活躍してくれるはず! クラブスタッフの皆さん、ぜひよろしくお願いします!
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優勝報告会~誰も知らない未来へ

国立競技場で優勝を味わった後は、「優勝報告会」と決まっております。

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↑飛田給駅のメッセージは3箇所に


京王線に乗って飛田給駅へ行くのは久しぶり。どのくらい久しぶりかといえば、もしかしたら前回のナビスコ優勝時の報告会以来ではないかというくらい。味スタの最寄り駅は京王線の「飛田給」駅ですが、自分にとっては自転車、そうでなければバスで行くところなのですね。

駅にはさっそく優勝おめでとうメッセージがありました。私が利用した後の京王線では、飛田給駅臨時停車もあったみたい。京王電鉄さん、偉い~!


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↑ホントどうでもいい写真


今回は、味スタが工事中のためか、会場はアミノバイタルフィールドへ。「青赤横丁」の時のように、ケータリングカーもすでにスタンバイ、お約束の長蛇の列。年明けから、青赤蝗軍団も絶好調のようです。

報告会自体は、とても簡素なものでした。スタンドで見ていたため、暗くて遠くて音も小さくて、ちょっと寂しかったかな。味スタでの報告会のときのように、ピッチに選手たちがいてくれたほうがよかったような気がします。でも、試合で疲れていたでしょうに、報告会に来てくれた選手たちには本当に感謝。そして、ケータリングを含めて、いろいろ準備をしてくださった皆さまにも。

今ちゃんはやっぱり何も話してはくれませんでしたが、ルーカスの隣で笑顔を見せてくれていたのが映し出されて安心しました。せっかく優勝したのですもの、この日くらいは笑顔を見せてほしかったですから。無骨で寡黙で、挨拶のことばすら言えない今野選手ですが、そういうところを含めた「東京の6番」を、われわれはずっと愛してきたのです。今までありがとう、今ちゃん。

今野選手のみならず、この場でお別れになる選手は何人もいるはず……。そう思って、お別れの気持ちを抱いて、さっぱり見えないイベントの場に立ち会っていました。でも、最後の場内一周のときに、大熊監督にも「ありがとう」と手を振ることができて、なんだかいろいろスッキリしました。


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↑こんなATMがあるなんて!(飛田給駅)


天皇杯が終わればオフ期間ということになりますが、のんびり休んでいるヒマはありません。すぐに、過酷なシーズンがスタートするからです。

3月3日には柏とゼロックススーパーカップを戦い、6日にはオーストラリアでACL、10日にはJリーグ開幕! 今年の東京はJ2では層が厚いといわれてきましたが、来季はそれどころではなく、2チーム分組める陣容が必要になりそうです。今野選手が去り、ノースもいなくなるDF陣の補強は必須でしょう。

幸いにして、東京には天皇杯の賞金や今野選手の移籍金などでかなりのお金が入るはず。資金をうまく使って、いい補強を期待したいところです。

正直いって、東京にはまだACLはムリ……という気持ちもありました。でも、せっかく獲った天皇杯とACL出場のチャンス。どういう結果が出ようと、クラブにとっては大きな経験と財産になるはずです。われわれはただ前へ進のみ!

一昨年のリーグ最終戦で、西京極で体験した降格の瞬間……。あれから1年と少しで、昇格だけでなく天皇杯優勝まで勝ち取るなんて、誰が想像したことでしょうか。人生(?)って、本当にわからないものです。

ですから、来年の今ごろはどうなっているかなんて誰にもわかりません。新監督のもと、さらに成長してリーグとアジアを席巻するかもしれませんし、新監督になじめず、アジアでタコ殴りにされ、疲弊してリーグでも結果を残せないかもしれません。どう転ぶにせよ、昨年の降格が財産になったように、今年の経験も財産になります。そしてい、われわれにできることは、ただ応援することだけ。

さて、誰も見たことのない、知らない未来へ向かって船出することにしましょうか。
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元日決勝を制す

第91回天皇杯決勝 京都サンガF.C. 対 FC東京は、2-4で東京。史上初のJ2同士の対戦となった決勝は、FC東京の初優勝という結果になりました。

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↑優勝してしまった!


正月気分がまったくないままに迎えた元旦、そして国立競技場。一年の最初に聞く「君が代」は、何とも心に響くものとなりました。


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↑京都のビッグフラッグ

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↑京都のコレオ


暖かいといえるほどの気温ではなく、薄日がさしこむ程度の天気でしたが、幸いにして風がほとんどなかったので観戦も快適。


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↑「12」と読むか「J2」と読むか


キックオフ直後から、東京はアグレッシブに攻め立てます。時には「シュート撃て」「枠飛ばせ」「意地見せろ」とコールされたチームですが、今日は誰も文句のつけようがないプレー。一方の京都も、ほんの3ヶ月ばかり前に東京にボロ負けしたチームではありませんでした。1シーズンのうちに、こんなに強くなれるなんてスゴい。強いと感じたのはもちろんですが、とても魅力的なチームでした。鹿島や横浜を破ってきたのもわかるわ~。

試合の流れとは裏腹に、先制したのは京都。一瞬のことで、唖然としてしまいました。しかし、ここからが今までとは違う東京。失点してから5分以内に取り返し、さらに逆転! 逆のケースなら何度も見てきましたが、我らがチームがこんな偉業を成し遂げられるなんて! 

終わってみれば4対2と、東京が圧勝したかのようなスコアですが、実際に見ていたときにはそうは感じませんでした。90分間で、お互い攻撃力を出しきったような、たぶん東京ファンでない人が見ていてもおもしろい試合だったのではないかと思います。

われわれにしてみれば、失点後わずか数分の今ちゃんのゴール(不動の日本代表&チームキャプテン&たぶん東京ラストゴール)、モリゲの芸術的FK、ルーカスのすばらしい2得点(秀人&むっくんのアシストも!)と、お年玉とおせち料理とお雑煮とお屠蘇でお腹いっぱい!みたいな、めでたさが雪崩となって押し寄せたような感じだったんですけどね(笑)。

そして、表彰式と優勝セレモニー。個人的には表彰式というのが大好きで、W杯にせよCLにせよ表彰式~歓喜のパレードまでの一連の映像は常に楽しく見てしまうのですが、自分たちが当事者となるとうれしさも格別ですね。表彰式では、あまりにもたくさんのカップがもらえるのでビックリでした。こうやってカップが増えていけば、そのうち「FC東京ミュージアム」だってオープンできるかもしれません。これからもせっせとカップ集めに励みましょう!

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↑あつらえたような青赤の階段


それにしても、決勝戦で勝つというのはいいものですね!

これで、ナビスコ2回と天皇杯の決勝で勝利してきた東京。考えてみれば、ナビスコ杯も天皇杯も決勝戦の会場は国立競技場で、FC東京のホーム。これってかなり……というか、反則的に恵まれているのではないでしょうか。だって、中立地じゃないんだもの。ゴール裏が ♪俺たちのコクリツ~と歌うくらいですから。

そのせいだかどうなのか、私自身は12月の天皇杯ではずっと「根拠のない自信」に支配されていまして、決勝の朝となっても「今日は優勝して帰る」というか、「アミノバイタルでの報告会に寄って帰る」としか思っていませんでした。さすがにそうつぶやくほど軽率ではなかったものの、心の中ではそう決めていたのですね。

根拠のない自信は、国立競技場に着いて、メインスタンドに作られた表彰台への階段を見て、ますます強くなってしまいます。「な~んだ、ウチらのために階段が青赤になってるし!」。ほとんど「脳内お花畑」といった感じですね(笑)。まぁファンというのはそのくらい盲信していてもいいのかも……。


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↑夕闇迫る国立競技場


いつもTVで見るだけだった「天皇杯決勝」の場は、やはり特別でした。

私は「元日決勝」にはずっと批判的でした。リーグ戦が終わって契約更改も済んでしまった段階で延々と試合をするのはいかがなものかと思っていましたし、特定の会場ばかりで試合が行なわれたり、チームの移動距離などがフェアでなかったりすることは改善されるべきだと考えていました。今もそれは変わりません。

でも、日本人にとって特別な意味を持つ「元日」に、「天皇杯」というタイトルを賭けての決勝戦が行なわれるというのは、ある意味、とても日本的で、40年ほどの歴史しかなかったとしても、すでに「伝統」の一部になっているような気さえしたのです。そして、元日に試合ができるわがクラブのことが、とても誇らしかった……。

天皇杯のレギュレーションは見直されることになっていますが、「元日」の決勝開催は来年も継続されるようです。日本代表の試合はもちろん、クラブワールドカップや国際試合などの過密日程の中で、誰もが納得できる日程というのはもはやムリなのかもしれません。

各方面から意見を聞いて、できるだけ多くの人々が納得できる形で、この「天皇杯」という由緒正しいタイトルが、それにふさわしい舞台で維持されていくようになるといいのですが……。
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