
↑ユルネバ時
久しぶりの浦和戦(リーグ戦、ホームスタジアムでないと!)。04年以来勝ててないのはわかってはいても、昨年の天皇杯で厄落としができたものと解釈しておりますので、今度こそ!という意気込みで。
味スタには早めに来ても、席に着くのは直前というのが習慣になりつつある今シーズン(試合前イベントに合わせて、いろいろな場所で見ていたりするのですが)。この日もユルネバ直前に、階段を登って観客席エリアに入りました……と、全身がうわーん!という大歓声に包まれます。ちょっと、鳥肌がたちました。
わ~、帰ってきたんだ!という実感。浦和サポの皆さんに対しては、対抗心であったりコンプレックスであったり嫌悪感であったりと複雑な感情を抱いていますが、あの威圧感、雰囲気作りは他のクラブには出せないもの。相手があるからこそ、東京のゴール裏も燃えるというものです。
試合については、今さらコメントすることはありません。数年ぶりに、見終わって疲労感を覚えた試合でした。最近ではナビ杯や天皇杯決勝を戦ったこともあったけど、こんな雰囲気ではなかったなあ。試合だけではなく、スタジアムの雰囲気を含めて、「特別な場」が醸成されていました。あの場にいられて、本当によかったです。

↑対戦相手側
私の席はメインスタンドの2階なので、普段は静かに見る人が多いエリア。ここまで試合の熱が伝わってくることはめったにありませんが、そうなる時は間違いなく好ゲームということになります。先週の鳥栖戦でもかなり盛り上がったけど、浦和戦はそれ以上。
通常、スタジアムの歓声というものは上や横から聞こえてくるものですが、こういう試合では上下左右からまんべんなく、音と振動が伝わってくるのです。まさに、ビリビリするような感覚。失点した後は、「返せないわけがない!」「応援で得点させてやる!」という空気に包まれていました。
結果は引分けでしたが、不思議と「勝てなかった」という意識はありませんでした。先制点を取っていて追いつかれてのドローだったら、もう少しマイナスな気持ちになっていたかもしれませんが、まるで勝ったかのような高揚感がありました。
観客数は、33836人。一時期の全盛期の浦和を思うと、若干少ないかな?なんて贅沢なことを思ってしまいます。人数だけなら、昨年の味スタでの東京ダービーのほうが多かった(35911人)ことを考えると、やっぱり人数だけではないんだ!と実感しますね。
今や「意地」だけの東京ダービー、「馴れ合い」だけど試合はそこそこ面白い「多摩川クラシコ」に比べると、浦和との試合はやはり別格。浦和サポは相変わらず「カモ」としか思っていないかもしれませんが、スカパー解説の野々村さんが言っていたように、今後は日本を代表するような「ナショナル・ダービー」にしていかなければならないと思います(野々村さん、相変わらず東京びいきですよね^^;)

↑筋肉質な人はポロシャツが似合う
この試合のもうひとつの興味は、「監督対決」でした。ポポ監督とペトロヴィッチ監督は一時は師弟関係だった……という程度の予備知識しかなく、シーズン前はこの両者のどちらかが東京の監督になると噂されていたこともありましたから。
(個人的には、広島時代からあまり相性&印象のよくなかったペトロヴィッチよりも、若くて明るいポポさんでよかったと思っています)
ポポ監督は、試合後に必ず相手チームの監督と握手をします。軽くハグすることもあります。ACLではどうだったかは覚えていませんが、ほぼ毎回。でも、この試合ではそれがありませんでした。ペトロヴィッチ監督の通訳さんとは握手してましたが^^;
ペトロヴィッチ監督は二本杖で歩きながらポポ監督のほうを見ていたのですが、ポポさんは視線を避けるように反対側に向かって歩いていってしまいました。う~ん、何か意図的!? ……と思っていたら、ツイッターで「両者不仲説」というのを教えてもらいました。やっぱそうなのか~!
それを知ってから両監督の談話を読むと、無茶苦茶おもしろいですね! 大昔のアニメや漫画だったら、文字通り目線がかち合って火花が散っていたことでしょう^^; 同じようなことを言っているのに相手を牽制しているあたりはもう最高です^^; 特に、ペトロヴィッチのこの発言、スゴいです!(J'sGOALより)
「私が浦和の監督である限りはなかなかそうはさせない(東京に勝たせない)。他のチームには勝利することはできても、私のチームは東京を勝利させることはない」
そうでなくても盛り上がる「東京VS浦和」の一戦に「因縁の監督対決」という要素までが加わりました。8月の試合はアウェイで勝ちましょう!
*メモ*
得点:モリゲ
交替:渡邉→谷澤 ヒョンス→林 梶山→加賀
高秀先生がすばらしかった! 最初に代表合宿に呼ばれた直後がヒドかったので心配でしたが、華麗に縦横無尽、東京の王子様でしたね~!(MDPの表紙もよかった! 高秀先生目当ての新規女子ファンが増えるといいなあ)

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