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広州に散る……しかし!

AFCアジアチャンピオンズリーグラウンド16 広州恒大VS東京は、1-0で広州。東京のアジア初挑戦は、ラウンド16で終了となりました。

敗戦から一夜明けても、まだまだ悔しさが残っています。昨夜は試合のことが頭に浮かんでしまって、よく眠れませんでした。こんな気持ちになるのは久しぶり……というか、初めて!? 

冷静に振り返れば、結果は妥当だと思います。よく頑張った!という賞賛の気持ちもあります。それなのに、なぜか割り切れないものが残ってしまうんですよねえ。



本当にタフな試合でした。広州は、気温30度で湿度は70%。試合終了時の選手たちの顔は、まるでサウナから出てきたかのよう。悔しさをあらわにする権ちゃんを見て、一緒に泣きたいような励ましたいような、悔しくもせつないような、そんな気持ちになりました。

どんな舞台、相手であっても、自分たちのサッカーで勝とうという東京の姿勢は最後までブレませんでしたね。そんなチームを、選手たちを、すごく誇りに思います。



以前は特に何とも思っていなかったアジアの舞台。でも、実際に参戦してみると、本当に多くのことを教えてくれました。何よりも今思うことは、来年も、そのまた来年も……いや、毎年、この舞台で戦えるようになりたい!ということです。

残念ながら、ラウンド16ですべてのJリーグクラブは敗退してしまいました。中には「国内リーグ戦が第一」と公言したところもありましたが、東京は全力でアジアの舞台に挑みました。アジアへの扉があるからこそ、世界へつながることができるのですから。国内リーグ優勝をめざすのはもちろんですが、アジアで戦うことももうひとつの目標にしてほしいし、アジアで勝つことをめざしてほしい。



金満チームに東京が勝つというのは、考えるだけで楽しいシナリオでしたが、現実はそれほど甘いものではありませんでした。東京の後半の攻撃では、惜しい場面が続出。でも、枠内シュートはどれほどあったことでしょうか。

週末の浦和戦でペトロヴィッチ監督が言った「敵自陣の30m手前くらいまでは危険なプレーをしていた」というのが正直なところだと思います。「選手交代がもう少し早ければ」「権ちゃんのヘディングで決まっていたら」などと考えることはいろいろありますが、これが現実。

「たられば」といえば、グループリーグのホーム蔚山戦で勝っていれば……という思いもあります。でも、ラウンド16で広州恒大というチームと対戦できてよかったとも思います。ひとことで「中国」「韓国」といってもさまざまなチームがあることがわかりましたし、乗り越える壁が明確になりましたから。

広州恒大は「金満」というよりは、強豪チームでした。大金持ちなのはもちろんですが、強化の方向が間違っていないというか。欧州で活躍した大スターをピンポイントで連れてくるのではなく、まんべんなくいい選手を補強しているという印象。それにしても、あのリッピ監督を映像で見たときには「ホントにリッピだ!」とビックリしましたね~(笑)。



昨年は国内の2部リーグだった東京が、アジアのベスト16に入る。これは、東京にとってはひとつの到達点です。新監督とともに始動してからまだ3ヶ月。この悔しさを糧に、東京はもっと強くなれる。

ここから再びすべてが始まります。


(追伸)
ちょっと燃え尽きちゃった感もあるので、リーグが中断してくれてよかったのかも(笑)。権田&高橋両選手にとっては、休む間もなく代表戦。こちらも切り替えて、代表を応援するようにします。

あとはやっぱり補強かなあ……層が厚いといわれている東京ですが、ストライカーが欲しいですね。点取り屋がいないチームというのが伝統なのかもしれませんが^^; あと、外国人枠も空いたままですし……。
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