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武藤選手の夏の移籍はあるのか!?

東京の14番、武藤嘉紀選手がこの夏、海外移籍をするか否か。
東京ファンのみならず、スポーツ新聞的にも大きな話題となっています。

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↑いつまでこの画面が見られるのか

それにしても、ブログをサボっているうちに、よっちはずいぶん遠くまで……というか、スターになってしまいましたね。昨年の開幕戦で、「え、武藤君がスタメンなの!?」なんて言っていたことが、遠い昔のようです。


有言実行 武藤選手


彼のスゴいところは、何といっても「有言実行」であるところ。それを強く印象づけたのは、昨年8月のホーム清水戦でした(またずいぶん昔ですが)。この日2ゴールを上げた武藤選手は、試合後のお立ち台インタビューで、「将来、日本代表も視野に入れて」という趣旨の発言をしたのです。

このとき、観客席からは大きな拍手&歓声が上がりましたが、この時点で彼の代表選出が間近であったことを予想していた人はほとんどいなかったと思います。「日本代表、もちろん入れる実力もチャンスもあると思うけど、そう簡単にはいかないだろう。でも頑張って、応援してるよ~」みたいに感じる人が大多数だったんじゃないかな。

しか~し! アギーレさんの就任とともに武藤選手は代表に初選出、「アギーレジャパン」の実質的初ゴールを決めてしまったのです。日本代表監督についてもいろいろ書きたいことがありましたが、もう忘れて……というか、書く気力もなくなってしまいました。今思えば、アギーレさんの最大の功績は、よっちを代表に抜擢したことだったのではないでしょうか(東京ファン的には)。

世の中には、目標をしっかり口にしてそれを実現していく才能をもった人がいるんだ!と、驚きをもって知った瞬間でもありました。

わたしなどは、何か目標があってもそれをことばに出して言うことはまずありません。「万が一ダメだったら恥ずかしい」とか「軽々しく目標を口にすると、運が逃げていってしまうかも」とか、セコいというか、予防線を張ってしまうというか、まぁ人間が小さいんでしょうね。

「アギーレさんの次の監督がよっちを選ぶかどうかわからないし~」などという心配をよそに、その後も武藤選手は快進撃。ハリルホジッチ監督になっても、代表選手の座を明け渡すことはありませんでした。


この夏の移籍はあるのか?


そんな彼に、次に訪れたのは「海外移籍」のチャンス。

もともと、欧州でやりたいという希望は口にしていたので、それは不思議なことではありませんし、東京ファンであっても喜んで送り出したいという気持ちはあります。ただ気になるのは、「今がベストなのか」ということ。

しかし、武藤選手であれば、自分自身で必ず最適の決断をするに違いありません。何せ、U-18からトップへの昇格をせずに、あえて大学に進学することを決断したという過去の持ち主。自分の実力とタイミングを見極める能力には長けているはずです。

ファンとしては彼の決断を待つしかありませんが、ここでは姑息にも彼の決断を「予想」してみたいと思います。キーワードは、「有言実行」。

武藤選手の「有言実行」ぶりはすでにお伝えしたとおりで、その姿勢にはブレがありません。彼が「こうする」と決めたら、本当にそうなるのです(たぶん)。そんな彼の言動から、この夏の移籍があるのかどうか、ちょっと考えてみました。

最初のキーワードは「得点王」。今年の2月、SEIKOのイメージキャラクターに選ばれた際に、「今年、挑戦すること」として「得点王」を挙げています。また、先日のアウェイ仙台戦でも、PKを決めたことについて「得点王を狙ううえでは大事」だと語っています。得点王って、1stステージと2ndステージでそれぞれ選出するのかな? 普通に考えれば、シーズントータルでの得点数だと思いますが……。

また、川崎戦のあとには「1stステージで優勝」とも口にしています。よっちが言うと、いきなり目標が近づいてきたような気分になるのが不思議。何せ彼は、目標の実現を引き寄せてしまう運の持ち主なのですから(「強烈な努力」があるからこそ、そんな運にも恵まれるのでしょう)。

もしも、この夏に彼が東京を去るとしたら、東京が1stステージで優勝するタイミングかもしれません。そういえば、長友選手も、ナビスコ杯というタイトルを東京にもたらしてから海外へ行きましたね。下部組織出身の武藤選手であれば、よけい「東京にタイトルを」という思いが強いはずです。


結局、わからないけど……


う~む、こうなると、武藤選手がこの夏移籍するか否かについては、結局のところ「わからない」ということになります。1stステージで東京の優勝がなければ、かなりの確率で残ってくれるかもしれませんが……。

ちなみに、5月1日の東京スポーツでは、ユース時代の恩師の倉又さんが「今はJリーグにいたほうがいい」という発言をしています。倉又さんは「次のW杯に出て、認められてからがいい」という意見ですが、年齢も考えると、もう少し早く出ていくかもしれませんね。

賢い武藤選手のことですから、海外移籍した場合のリスクも熟考することでしょう。数年前までは、海外移籍した選手が無条件で日本代表に選ばれていたような時期もありましたが、今は違います。移籍先で活躍しなければ、あっという間に代表の座は遠のきます。彼の目標が次のW杯にあるとしたら、どのチームに所属するのが最適なのか、よく考えることでしょう。

明日のホーム鹿島戦にも、ハリルホジッチさんが視察に訪れるとか。ホントに東京が好きな監督さんですね(実際には、近くて便利だから味スタに来るのでしょうが、この機会を利用しない手はありません)。これだけしょっちゅう代表監督が見に来てくれて、チームの中心として活躍できる場って、なかなかないような気がするんだけどな~と、だんだん私情が出てきてしまいました^^;

明日の鹿島戦も、もしかしたら4万人を超えそうな勢い。柿谷選手やフォルラン選手のおかげで動員を増やしていた時代は過去のこと(ほんの1年前ですが)、今では東京そのものがお客さんを呼んでいるのです。

いずれは出ていくことはわかっているけれど、もう少し同じ時間を過ごしたい、できれば1stステージだけでなく、年間優勝という目標に向かっていっしょに頑張ってほしい。そんなふうに思ってしまうのでした。
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