
↑待ってました!
小平に到着したのは1本目が終わる10分ほど前だったので、1本目がどんな試合だったのかはまったくわかりません。この日は奥のほうのピッチで試合が行なわれていました。通路を歩いていくと、石川選手がランニング調整中……試合での出番が終わった後だったのですね。
記録を見ると、1本目に2失点したようですが、見ていないので感想もナシ。ラスト10分は特筆すべきこともなく、淡々としていました(浅利選手に惜しいチャンスがあったけど)。
そして2本め。どんなメンバーが出てくるのかと見ていると、GKは背番号1、塩田選手ではありませんか! シルエットはまだちょっと細めのような気がしましたが、確かに塩田。2本目だけでも見に来てよかったよ……としみじみしてしまいました。
他のクラブのGKにどんなタイプが多いのかは、正直いって知りません。ですが、土肥選手の時代から東京を見始めた私にとって「ゴールキーパー」といえば、チームの後方で、大声でコーチングや叱咤激励する、まさに「守護神」といったイメージなのです。
権田選手は開幕当初に比べればずいぶんと安定してきましたし、気の強いところも見せてくれるようにもなりましたが、まだ自分のことでいっぱいいっぱいのようす。まだフィールドプレーヤーに積極的な指示を出せる境地には至っていないようです。メンバーのほとんどが先輩だということも、もしかしたら影響しているのかもしれませんが……。
そんな権ちゃんが頼りないというわけではありませんが、塩田選手の声を聞いていて、久々にいつもの東京が戻ってきたという気がしてしまいました。彼のコーチングの特徴は、選手の名前を呼びながら的確に指示を出すというところ。「きりかえろー」や「フリー!」などの「全体にかける言葉」とは別に、それぞれの選手に向けてのメッセージが明確なのです。
この日の塩田選手の指示といえば、50%が「ヨシ」へ向けたもので、30%が「タイシ」、残りが「ブルーノ」「ソータン」「ケンタ」、次点で「フジさん」「サリさん」「シゲマツ」といったところでしょうか。ブルーノが攻撃的CBなので、やはり「ヨシ」と「タイシ」はポジショニングに気をつけて、裏を取られないようフォローしなくてはいけないということなのでしょう(ヨシは頑張れ!)。
指示出しはもちろんですが、いいプレーをしたときに誉めることも忘れていません。まさに、試合をしながらの練習といった雰囲気。若い選手たちにとっては大いに勉強になるはずです。
試合は、何やらPK判定があって、大竹が蹴って1点を獲ったことはわかりましたが、PKに至るまではよく見えなかったので何ともいえません。ただし、流経大のGKの反応がすばらしく、何度もゴールを防いでいましたので、得点がPK1点であったのを悲観することはないと思います。
一方の塩田選手のGKぶりはといえば、果たして相手チームに枠内シュートがあったかしらん?といった程度だったので、ほとんど活躍の場はなかったのですが……。あれだけ声が出ていれば大丈夫でしょう(?)。
2本目はU-18の重松選手が背番号30をつけて出場していました。何ごとにも疎い私は「はて、あの30番は誰かいな」と思っていたわけですが、塩田選手が「シゲマツ~!」と怒鳴るので名前もわかるという(笑)。なんだか2本目は塩田選手の解説付きで試合を見ていたような気がします。

↑流経大のバス
週末の京都戦、塩田選手は帯同するのでしょうか。代表召集メンバーが不在のため、若手が中心になると思うのですが、たとえ試合には出なくとも、塩田がいれば精神的支柱になってくれるのではないかと期待しています。現地には行かれず、中継もないので、携帯片手に勝利を願うしかないのが残念です……。
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