
↑愛想のいいふろん太
多摩川クラシコの日、川崎サポの友人ご一家と味スタで久々に再会。知り合って20年近くになるのに、今までのつきあいといえばネットでのご挨拶と忘年会程度。ところが、互いに地元クラブにハマった数年前から、いきなり交流(?)が活発になり、会う機会も増えたのだから、世の中はおもしろいものである。
アウェイ側で応援するという友人につきあって、私もアウェイ側へ潜入。味スタでアウェイ側へ行くのは初めてだが、ユニフォーム着用すらせず、グッズもしまいこんでしまったので、検問もやすやすと突破できるのである。目的はただひとつ、「ふろん太に会う」こと(笑)。
「ふろん太なら、さっきコンコースにいたよ~」と教えてもらったのだが、残念ながら水色のデカい物体(笑)は目視できず。雑談しながら出現を待つことにする。
彼女からも息子さんからも「ドロンパを見てみたい」と言われ、こちらはただただ恐縮。何せドロンパはコンコースにはいるものの、ホーム側の限られた場所で、限られた時間にしか出現しない。マスコット好きの他サポが見ることは難しい、超稀少
「ごめん、ウチのドロンパはピッチにも出られないんだよ。
ピッチで見たいって思っているファンは多いはずなんだけど」
「それだけ大事にされてる箱入りマスコットってことなのかな?」
「いや~、もっと出してくれないとみんな忘れちゃうと思うんだよね。
ウチのダンナなんか、早くも存在を忘れてるし」
「大丈夫、等々力でならきっとドロンパもピッチに出られるから。
8月は等々力でお待ちしていますよ!」
なんで川崎サポに、ドロンパのことで慰められなくてはいかんのだ!?(笑)……と腑に落ちない気持ちながらも、等々力のピッチでドロンパとふろん太とピーカブー(まだ健在なのかな?)と犬(?)がたわむれる様子を想像して思わず萌えてしまうのであった……。
「ごめん! ふろん太が見えたから突撃してくる~」
と、友人を放り出してふろん太のもとへ。
初めて間近で見たふろん太は、思っていたよりも巨大なイルカで、実に愛想よくポーズをとってくれたのでした。

↑ピーカブーが泣かせる!
何とも不思議だったのは、ふろん太がコンコースをうろうろしているのに、川崎サポは彼の周囲に集まることもなく、淡々と素通りしていくこと。少しすると子供たちが寄ってきたのだが、それまではワタクシがふろん太をひとりじめでしたよ(って、自慢することではないけど)。
ドロンパの場合はこうはいかない。彼が現われるところ、すぐに黒山の人だかりである。写真を撮ろうと思っても、人の頭しか撮れないなんてこともしばしば。出現時間が限られているので、ファンも必死。ドロンパの周囲は、いつも殺気立っているのだ。
「ふろん太の人気がないわけではないよね?」と友人に確認すると、
「ふろん太が珍しくないからじゃない?」という答えが返ってきた。彼女が言うには、「マスコットというものは日常であり、当たり前のようにそばにいるもの。だからこそファンもフツーに接している」というのだ。
本来、マスコットというものはそういうもののはず。前もってネットで時間を調べて、指定された時間の少し前に待ち伏せして、人ごみの中で必死に交流しなければならないマスコットなんて、本来のあるべきマスコットの姿からはずれている。結婚式の誓いではないけれど、チームの調子が悪い時もいい時も常にファンと共にあるのが、マスコットなのだ。
相変わらずドロンパグッズはそれなりに売れているようだし、せっかく人気もあるのに、このままでは「宝の持ち腐れ」状態。アウェイサポのためにアウェイチームのマスコットを呼ぶのではなく、ドロンパに挨拶に行かせるほうがずっと安上がりなのに……。
ひととおりふろん太の写真を撮って満足したので、友人に挨拶をして自分の席方面へ。
「ドロンパはふろん太よりもずっと小さくて、私の背くらいしかなくてかわいいんだよ~」と自慢だけすると、
「等々力で会うのを楽しみにしてるね!」と言われてしまった……。
ドロンパのほうが体型のバランスもよく愛嬌もあり、さらには身軽で芸達者なので、決してふろん太には負けないと思うのだが、何せ本人がドロン……と消えたきり、めったに姿を現わさないのでは仕方がない。この日の戦い(?)は、雨にもかかわらず調布飛行場から味スタまであちこちに顔を出してアピールしたふろん太のほうに軍配が上がったようだ。
……かくして、多摩川クラシコ・マスコット編は、東京ドロンパの不戦敗に終わったのですた。
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当ブログでは3月よりほぼ毎月「ドロンパをピッチへ!」テーマの記事を掲載しておりますが、次回は早くも今週半ばに新記事をアップする予定です。テーマはもちろん、「つば九郎」! つば九郎3兄弟(兄弟じゃないけど)が国立のピッチに登場するとき、ドロンパはどこにいるのか? 次回も気合いを入れて、「ドロンパ復権運動」記事を書きたいと思います。
また、「ドロンパをピッチに!」に賛同してくださる方、ぜひ「FC東京ご意見箱」へご意見をお送りください。また、コンコースで村林社長をお見かけしたら、ぜひ直訴もお願いします!
◆過去のドロンパ記事◆
「ドロンパはどこへ消えた!?」(3/23)
「ドロンパをピッチへ戻そう! PART 2」(4/16)
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