ウズベキスタンでW杯出場を決めた後の日本代表は、どうにも気が緩んでいるように見えた。ホーム最終戦を勝利で飾ることもできなかったのに、「W杯ベスト4」などと分不相応な目標を掲げ、オーストラリアに乗り込んだ挙句にこの敗戦。改めて、自分たちが置かれている立場と実力を思い知ったのではないだろうか。
W杯で戦うというのは、そんなに甘いものじゃない。アジアでの強豪は、世界ではまだ弱小だ。4大会連続でW杯出場を決めた日本代表の進歩は著しいかもしれないが、ちょっと思い返してみれば、少し前まではオーストラリアのほうが「弱い」と思われていたのだ。それが今では
NIPPON:FOREVER IN OUR SHADOW
なんて横断幕を掲げられちゃうほどに、ヤツらは自分たちの強さを誇るようになってしまったのである。とにかく、日本はまだまだだ。でも、言葉を変えれば、「もっともっと強くなる余地がある」ということにもなる。あと1年でどれだけ強化ができるかはわからないが、本気になって取り組んでいってほしい。
で、我らが今ちゃんと長友はといえば……2人とも「良くも悪くもなかった」かな。この日の日本代表が全体的にそうであったように。しかし今ちゃんのボランチを見るのは本当に久しぶりだった。
だんだん最適なポジションがどこなのかわからなくなってくるのだが、どこをやっても「そつがない」というのは、ある意味、マイナスイメージにもなりかねないからなあ。今後も代表に定着するためには、もっともっと頑張らなくてはならないだろう。
最後の最後にPKとか退場とか、あらぬ番狂わせがあるのではと期待していたのだが(笑)、レフェリーがそれほど目立つこともなく(後半ロスタイムに退場があったけど)、試合は0-0で無事終了。試合運び、内容ともに北朝鮮のほうが上回っていたようにも見えた。
それにしても、日本がグループBに入っていなくて本当によかった。グループBだったら、本当に最終戦までもつれていたかもしれない……。
北朝鮮は40数年ぶりに出場を決めたらしいけれど、現在の社会情勢によっては土壇場で「出場停止」や「ボイコット」があるかもしれないというのが何とも。なかなか素直に応援しづらい国ではあるけれど、無事に南アフリカで戦えるようになるといいとは思う。
そんなこんなで、W杯予選もついに終了。でも、日本代表にとっては新たなるスタートだ。日本人としては応援したい気持ちは充分にあるのだが、できれば東京(や各Jクラブ)に負担をかけないような方向で強化をしてもらいたいなあ。
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