東京の成績は7勝7敗1分。ここからが本当の勝負だ。

↑夕闇迫る国立競技場。群青の空が美しい
本当に貴重な勝ち点。内容も、勝ち方もすばらしかった。
前半、早い時間帯でカボレがPKをゲット。これを本人が蹴るのかと思えば、しっかり辞退したらしい(笑)。PK不成功率が意外と高いもんなあ……梶山がきっちり決めて先取点。
ビデオを見返したが、審判によってPKをとるかとらないかは分かれる場面だったのではないかと思う。今年のカボレはあんなふうに倒される(倒れる?)ことが何回かあったけれど、PKをもらったことは一度もなかった。東京にとってラッキーな判定をもらった反動か、この後はどちらかといえば清水寄りのジャッジに苦しめられたような印象の試合だった。
早々と1-0でリードをして、ボールは気持ちいいようにまわっていたけれど、前半はそれほどいいとは思えなかった。枠内シュートはたぶんなかったし、平山の必殺スルーパス(!)もなく、意味のない黄紙を何枚ももらい(本人の不注意によるものもあり、審判の誤認によるものもあり)、特に権田選手が警告を受けたあとは、「このままでは終わらないな」とイヤな予感を抱いたりして。
ブルーノのクリアボールが清水にとってチャンスになってしまい……というのが直接の失点の原因だけど、その前からの流れ(清水のGKが「嘘つき」呼ばわりされた件)もあって、もしかしたら微妙に集中が途切れてしまったのかもしれない。そういうことは試合ではときどきあることだ。
ナイトゲームということもあって昼間の暑さはずいぶんおさまっていたけれど、それでも選手たちにとっては暑かったことだろう。だが、疲労がたまり、足がとまりそうになった時間帯で、石川選手が目のさめるようなゴールを決めてくれた。
この得点のおかげでスタジアムは沸きかえり、選手たちにもパワーがチャージされたようにも見えた。最後まで頑張って走りぬいて守りきれたのは、ナオの実に「いい時間帯」でのゴールのおかげだろう。本当にすばらしい選手、すばらしいゴール。失点までの一連の流れで抱いていたフラストレーションが一気に解消されたよ。
選手交代も今回は実に巧妙だった。同点に追いつかれてからは緊迫した状況がつづいており、選手交代があるいは拮抗したバランスを崩すかもしれず、むずかしい判断が必要だったのではないかと思う。
羽生→鈴木(キャプテンマークは鈴木に)の交代や、終盤の時間稼ぎの石川→赤嶺はともかくとして、意外な交代に驚かされ、かつそれが効いていたことにまたも驚かされたのが、カボレ→椋原という選択。5バック?ではなく、左のSHで、しっかり清水の攻撃の芽を摘み取ってくれた。いやもう、波に乗っちゃうと何しても効いちゃうものだね(と、無責任に)。
◆
観客は、28987人。アウェイ側ゴール裏にはたくさんの清水サポがつめかけてくれたし、バックスタンドは2階席にも観客の姿があった。やっぱり、お客さんがあふれるスタジアムというのはいいものだ。はじめて東京の試合を見に来た人もいただろうが、これだけのゲームをすることができれば、また足を運んでみたいと思ってくれるんじゃないかな。
試合後お立ち台インタビューは長友選手。まったくインタビューになっていない、意味不明(そして大ウケ!)のパフォーマンスだったけど、常日頃、お立ち台インタビュアーには不満を抱いていたので(空気が読めない質問もあり、なぜかイライラさせられる)、なんつーか実に爽快でした!(笑)。
そしてこの試合でも決めてくれたナオ。えーっと、本人があれだけ何度もイヤがっているのだから「絶好調」コールはやめたほうがいいんじゃないかな?とやっぱり思ったりして。言いたくなる気持ちもわかるんだけど。
スタジアムに着いたのがギリギリだったので、やっぱりドロンパぬいぐるみは購入できませんでしたとさ。というか、売り切れは想定内(死語)ですよ。限定品でも何でもないので、気が向いたときに購入しようかと思ってます、はい。
暫定6位の順位は日曜でどうなることやら……というか、順位よりも重要なのは勝率と得失点差。得失点差は「-3」にまで減ったので、早いとこ借金ゼロにしたいな。来週は現地観戦できませんが、神戸へいらっしゃる皆さま、応援をよろしくお願いします!
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