東京は勝ち点28で5位に浮上した。

↑後半ロスタイムに追加点!
わがチームが本当に強くなったかどうかの試金石となる(と、勝手に思ってた)名古屋戦。終わってみればスコアでは完勝で、「本当に強いのかも!?」とついニヤニヤしてしまいそう。
最近は試合開始直前にスタジアムへ行くことが多いのだが、昨日はドロンパエコバッグをもらうために(笑)早めに味スタへ。おかげで試合前の練習風景から見ることができ、シュート練習時からの石川選手の決定力を見せつけられてワクワクしていたのだった。シュート練習でさえもスーパーゴールなんだもんなあ。
観戦には快適だが、プレーにはキツそうな湿度と気温の中での試合。新しいピッチの感触を確かめるかのような慎重さが一気に爆発したのが、わずか3分のナオゴール。相変わらず、ひとりだけ加速装置がついているような、素早く、確実で、冷静で、情熱的なゴールだった。2点目もナオがからむゴールで、羽生さんのシュートがはじかれたところをカボレが押し込んだもの。
後半になると、暑さのせいか名古屋に支配される時間帯も増えてくる。改めて、東京と名古屋は同じようなサッカーをめざしているのかとも思ったりして。わがチームは1失点したらガラガラ崩れる脆弱さを秘めていたりもするので、とにかく失点しないようひたすら祈りながら見てしまった。
赤嶺が投入されてからはチャンスがあるもののシュートで終われない場面も多く、2点リードしているのにゴール裏からは「シュート撃て」コール。冷静に見れば2-0で終わってもいいのだが、見ている側としてはやっぱり「もっと積極的にいこうよ」という気分になってしまうのだ。
思いのほか長かった「5分」というロスタイム中、フラストレーションを吹き飛ばしてくれたのが鈴木達也のゴール。鋭いボールがネットに突き刺さった瞬間に、周囲に沈殿していたもやもやが一気に雲散霧消していったようだった。
試合前、「-1」だった得失点差は、これでようやく「+2」になった。リーグ戦はちょうど半分が終わったところだが、ここが東京にとっての出発点かな、という気がする。本来なら、開幕戦が終わった段階でこんな位置にいたかったくらいなのだ。
でも、会見で城福監督が繰り返し語っているように「苦しんだ時期」はもちろんムダではなく、現在の好調さは序盤戦の苦悩があったからこそだともいえる。観衆が「2-0」であってもさらに追加点を望んだように、チームも「まだまだ物足りない」と思っているはず(それは、各選手のコメントからもうかがうことができる)。
連勝していても、決して浮かれることがなく、逆に危機感を強め、緊張感を高めていくような選手たちの姿勢。これこそが、今の東京の強みなのかもしれない。
◆
中東への金満移籍を果たしたダヴィはイエローカードをもらって、TVのスポーツニュースによれば次は出場停止だそうだ(ナビ杯は別なんだっけ?)。ひとりでイライラを募らせていく彼の様子は、昨年、某緑チームで見たフッキにも似ていて、「さっさといなくなってくれたほうが名古屋のためにもいいのかもね」というような印象。
名古屋のことはよく知らないけれど、ダヴィにせよマギヌンにせよ、あまりストイコビッチ監督が好きなタイプではないようにも見えた。明後日の対戦ではたぶんメンバーをかなり代えてくるだろうし、そこがまた怖いところなのだが……。

↑久々の味スタ! 久々の青空!
芝の張替え工事が終わって、約ひと月半ぶりの味の素スタジアム。
国立競技場も好きだし、駒沢は楽しかったけれど、やっぱりホームは味スタかなあ。自転車で通えるありがたさを改めてかみしめながらの味スタ観戦でありました。
気になる芝はといえば、誰もすべることもなく、コケることもなく、見た感じでは上々。できれば、この芝を東京だけで使いたい! 芝の張替えに尽力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
しかし、大分の不振の原因の一端に、ホームスタジアムの芝の状態があると聞くと、ちょっと心穏やかではいられない。大分の芝問題は、そもそも大分の国体開催に始まったはずだから。まだ先の話だけど、味スタで国体が開催されたら、同じような問題が起こらないとも限らないんだよねえ……。
ま、今日と明日はひたすら浮かれ、明後日はまた気を引き締めてスタジアムへ行こう! 決勝トーナメントなのだし、ホームでは絶対に負けられない。
まだビデオを見直していないので、見た上でまた別途書くかも。今日はツールの休養日だしね。
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