「Jクラブは文化財!? 拠点地域に経済効果以上の価値」
(MSN産経ニュース)
民間のシンクタンク、日本経済研究所がJリーグの依頼で調査した結果によると、「Jクラブは経済効果は思ったほどではないが、地元への愛着の醸成や自治体へのイメージアップといった付加価値があることがわかった」という記事でした。
ことあるごとに「経済効果」なる数字が算出されますが、それが実際の数字をどれほどまでに反映しているものかはわかりません(かなりいい加減ではないかと思っていたりする)。でも、Jクラブがあることによって地元への愛着が増すなんてことは、わざわざ調査してもらわなくてもわかるような……。いや、こうしてしっかりと調査報告が文書になったことは喜ばしいのかもしれません。
なるほど~と記事を読んでいたわけですが、わが東京の場合は「ホームタウン=東京都」というタテマエがあるため、そもそもこういう調査の対象にすらならないでしょう。「ホームタウンは東京で、東京五輪招致もやってるけど、その実体は「FC調布・府中・三鷹・小平と23区の一部」」でもいいんじゃないかと個人的には思っていますけど、それじゃチーム名にならないしね~。
考えてみれば、私自身、FC東京というクラブのおかげで、ずいぶんと「地元愛」をはぐくむことができました。若いころは「小平」なんていうド田舎に住んでいるのが恥ずかしくて、早く出ていきたいとばかり思っていましたが、今では「練習場もあるし、何とめぐまれていることか!」と態度が豹変(笑)。
試合を見るために乗り始めた自転車のおかげもあって、なぜか小平とは沿線も違う調布や府中の名所に詳しくなったり、東京のフラッグをあちこちの商店街で見かけるたびに微笑ましく&誇らしく思ったりするようになってしまいました。今では「一生、ここで暮らしたい」とまで思っていますが、はたしてダンナはどう思っているのやら(笑)。
東京都全体をターゲットにするのも悪くはないかもしれないけれど、やっぱり今のように「地元感」を大切にしてくれるクラブでありつつけてもらいたいと思っています。そういう地域密着活動があるからこそ、「自分のクラブだ」と思ってくれるお客さんが増えるのですから。トークショーをやるなら、やっぱり六本木より小平ですよね~。

↑JOWSじゃなくて「かわジロー」ですよ!
最後は、今さらな等々力の写真を。
私が等々力に試合を見に行くようになって5年目ですが、お客さんが次第に増えて、スタジアムの中も周囲もどんどん活気付いていることは、実感としてわかります。川崎ならではのユニークなイベント企画力もさることながら、やはり「チームが強くなっている」からこそお客さんが増えるのだろうとも思っています。
東京は、04年にナビ杯をとってから3年ほど思いっきり停滞(後退?)してしまいました。経験を積み上げて強さにできなかったことが響いているのだと思いますが、長いクラブの歴史の中ではこれもまた一瞬のことにちがいありません。
経験を重ねて強くなり、リーグの中でもコンスタントな結果を出せるようになれば、いつかは必ず味スタが満員になるものと信じています。たぶん、私が元気で自転車観戦できるうちに、その日は来るはず……と思うんだけど、どうでしょうね?
*おまけ*
等々力緑地へ行ったときの自転車日記ブログ記事はこちら。Jリーグも中断中だし、そろそろお盆休みだし、当ブログもちょっと中断するかも(自転車ブログは鋭意更新の予定)。
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