東京の2失点は、開始直後のものと終了直前のもの。なぜか東京はこの時間帯に失点することが非常に多いような気がする。精神論で片付けるのはよくないと思うけれど、やっぱり「気の緩み」というのが大きいのかも!?と思わざるを得ない。
現地にも行っていないし、試合だって冒頭とハイライトと監督コメントを見ただけなので(名波さんの解説は聞こうかと思ったのだけど、他に見るものが多すぎて)、論評なんてとてもできない。だから、「失点は火山灰が目に入ったせいかもね」などとつぶやいてみるだけにしておくことにしよう。
遠征組の皆さんの感想などを読むにつけ、花粉も黄砂もダメな私は「鹿児島の人っていったいどんな日常生活を送っているんだろう」と驚くことしかできない。狭いけれど日本は広いというか。スタジアムの客席の背後にどーんとそびえる桜島には、やっぱり迫力があったもんなあ。
京都のほうだって年に一度しか鴨池で試合をしないということで、ホームアドバンテージがあるかどうかさえ微妙だが、それでも東京の選手のほうが、あのコンディションに慣れるのには時間がかかったことだろう……ということにしておく。
どうも今シーズンの東京は、自滅するように負けることが多いなあ。つまりは自分たち次第で何とかなるということなので心配しなくてもいいのかもしれないが、シーズン当初からこの悪いクセがちっとも直っていないのが気がかりだ。今回も、「先に失点すると、追いつくことすらできないの法則」も継続中だし……。せめて、一度くらいは追いついたり、逆転したりしてみせようよ~!
◆
カボレ不在の件については、もう終わってしまったことなので長々とは語りたくない。
ただ、「カボレに中東からのオファーがあるらしい」という報道は、スポーツ新聞などには夏ごろからちらほら出ていたのは確か。正式なオファーが来たら移籍が避けられないかもしれないと覚悟するのであれば、Jリーグの移籍可能期間中に何かしら手を打っておくべきではなかったか……とは思う(あるいは、金もないし補強するつもりもさらさらなかったので、わざわざ今の時期に移籍させたのかも!?と勘繰ることもできる)。
もちろん、シーズン途中で移籍してきた選手が活躍できるという保証なんてどこにもない。でも、ファン(もしかしたら現場も)が「大事な選手を奪われた」「フロントは何も対処しようとしなかった」という虚無感を抱くことはある程度避けられたんじゃないかとは思うのだ。別に、今回の敗戦が「カボレ不在」のせいだとは言わないけど。
ところで、「サッカー批評」の最新号の特集は、「サッカー監督の取扱説明書」。それによれば、ファーガソンやベンゲルのように、クラブ全体のマネージメントにまでかかわる監督は世界でもほとんどおらず、Jリーグにおいては選手補強に口出しできる監督すらあまりいないとのこと。
東京の場合、城福監督みずからが慰留したり説得したりして獲得した選手も何人かはいるが、長期的な視野にたった上で選手獲得についての意志決定をしているとは思えない。それは、監督という仕事が、チームが低迷すればすぐにクビになる職業だから……なのかもしれない。
でも、城福さんはまがりなりにも社長が「切り札」と呼んだ人なのだ。クラブも「切り札」をもっと大事にして、「切り札」であり続けられるようサポートしてもらいたい。「金がないから補強もできない」と断言してしまうのと、「金はないけど互いに知恵を出し合って何とかしよう」と歩み寄るのとでは、結果は違ってくると思うんだよね……と、これはただのファンのひとりごとですけど……。
◆
とにかく、土曜日はせめて「自滅」だけはしないように! しっかり戦ったうえで勝敗を出してもらいたいものだ。
- 関連記事
-
- イベントはドロンパで盛り上げよう! (2009/09/21)
- さむい・ねむい・せつない (2009/09/20)
- 灰が目にしみる (2009/09/14)
- 5年ぶりの聖地へ (2009/09/07)
- 決戦は日曜日 (2009/09/03)

にほんブログ村