5年前のナビスコ優勝以来、またも「勝てない記録」を更新。

↑きれいに埋まったバックスタンド
ものすごく悔しいし、残念だ。
ナビスコカップを獲った次のゲームは、浦和戦ということもあって、たくさんのお客さんが来てくれた。その数、ついに4万人超。ここ数年、弱気なフロントがチケットを売り控えたせいで「完売」と言いつつもぽっかり空席が目立つスタジアムを見てきただけに、埋め尽くされたバックスタンドを見て本当にうれしかった。
浦和は最近の成績が思うようにいっていないせいか、いつもよりもお客さんが少なめ。これまた、ここ数年で初めて、ユルネバを歌っていて声がかき消されなかったんじゃないかな。今までは、浦和サポの声のほうが大きくて「どこのフレーズを歌ってたっけ?」みたいな感じになっちゃってたので。
これだけお客さんが来たのは、もちろん浦和サポのおかげもあるけれど、かなりご新規のお客さんがいたのではないかと思う。あちこちで、係員に問い合わせる初心者なお客さんを目にしたのは確かだし、ここでいい試合を見せれば、きっとリピーターになってくれる! 舞台は整った、後は勝つだけ!

↑久々の4万人超え!
……だったんだけどなあ。
後半からは、長友選手や今野選手を前線にあげての臨戦態勢。それでも、ゴールは遠かった。相手GKがよかったというのもあるけれど、あともう少し、東京には欠けているものがあった。絶対に勝ちたいという気持ちが、もしかしたら少しだけ足りなかったのかもしれない。そう思わせるような、消極的なプレーが目立つ選手もいたのは確か……。
ナビスコで戦い尽くした選手たちは満身創痍だった。疲れもあったと思う。そんな彼らに鞭をふるうのは酷だったのかもしれない。それでも、ナビスコ決勝の次の試合だからこそ、浦和戦だからこそ、4万人も入ったからこそ、あともうひとふんばりしてほしかった。
この日、キレていた梶山選手は警告を受けて2度目の出場停止……ということは、今季はホーム味スタで彼のプレーを見ることができないということだ。選手たちがどんどん欠けていく中、節約主婦も真っ青のやりくりでなんとかここまで来たけれど、さすがに青息吐息。財布をはたいても埃しか出てこないというか、夢のような時間は終わって現実が戻ってきたというか、魔法がとけてしまったというか。

↑まだ天皇杯が残っています
結局のところ、奇跡というものは、自分たちが最善を尽くしたうえで待つしかないもの。それをせずに、自らステージを降りてしまったのだから奇跡は起こりようがないし、魔法の時間もおしまい。ここからは現実を見つめなおし、また一歩一歩着実に進んでいくだけだ。
「奇跡」はドラマチックで感動的なものだけど、私はできれば「奇跡」ではなく「必然」で優勝してもらいたいし、常に優勝争いの場にいるチームになってほしい。その域に達するには、まだまだということなのだ。リーグ戦はあと3試合。行けるところまで行って、悔いのないようしっかりと戦ってほしい。
◆
しかし、久々の4万人超はスゴいね、やっぱり。自転車置き場にもたくさん自転車があったし(まさか埼玉から自転車で来る人がそんなに多いとも思えない)、トイレも売店も大混雑だった。おまけに、帰りのスタジアム通りは渋滞するくらいで、なんでこんなにクルマが多いんだ!?というくらい。乱暴な運転も多くて、ヒヤヒヤしましたよ~。4万人、うれしいけれども、あまりうれしくなかったりしてね。
ドロンパンダねたは、また明日。

↑フリースブラソケットはやっぱり当たらなかった
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