
↑竹林をなげめながらくつろげます
味スタで今年初のガッカリを体験した後、来た道をそのまま戻る気にもなれず、お茶を飲んで帰ることにしました。
いつもはスタジアムから北上していくのですが、この日は南下。どんよりと飛田給駅へ向かう人ごみを横目に自転車で走り抜けます。そういえば、自転車観戦をはじめた理由のひとつが「負けた後に混雑したバスや電車に乗るとますます落ち込むから」だったのでしたが、どっちにしても気分が晴れないことには変わりありません。
先月も府中のステキなカフェへお邪魔したのですが、今回はもうひとつ、行ってみたかったお店へ。大國魂神社や府中競馬場にほど近いところにある「菩提樹」です。何度も周辺を通っていたのに、喫茶店があるなんて気づいてもいませんでした。

↑黄色い花はミモザです
お店は一軒家で、隣には妙光院というお寺の竹林が広がっています。「菩提樹」という店名どおり、入ったところには菩提樹の木が。

↑沈丁花は鉢植です
花の少ない時期にもかかわらず、沈丁花やミモザ(フサアカシア)などが美しく咲いていて、手入れの良さがうかがえます。外にもテーブルや椅子が置いてあり、もっと暖かくなれば外でお茶をいただくこともできるのでしょう。外にいると競馬場のファンファーレも聞こえてきますけど。
最近では、コーヒーやスイーツを出すお店を「カフェ」と呼ぶようになりましたが、こちらのお店はやっぱり「喫茶店」かなあ。お店の名前も漢字で「菩提樹」ですしね。どっしりした木の扉を開けて入ると、そこには落ち着いた空間が広がっているのでした。

↑敗戦のショックを癒すケーキとコーヒー
お店は、私よりも年上(に見える)ご夫婦(?)2人で切り盛りされてるようでした。ケーキが2種類あるとのことで、ケーキセットを注文。セットメニューだとブレンドコーヒーしか選べないところが多いのですが、こちらではメニューにあるすべてのコーヒーを選ぶことができるのです。
で、コーヒーをオーダーすると、1杯ずつ豆を挽いて煎れてくださるのですね。店内にはジャズが流れていて、実にオトナな雰囲気です。オトナなのは年齢だけという私らは、子供っぽくケーキをつつきながら、グチっぽく試合を振り返っていたのですが(笑)。

↑ゆったりとした店内
暖房の効いた静かな店内でしばしのんびりしていたのですが、しばらくすると競馬新聞片手のお客さんが増えてきました。なるほど、こちらは競馬場帰りの人の憩いの場でもあるのですね。で、店内が煙くなってきたので私らも撤収へ。喘息もちなだけに長居はできないのです。
お店を出た後は、さらに南下して多摩サイを走って帰宅。混雑がイヤなので週末の多摩サイは避けていたのですが、天気も下り坂だし夕方だしで、思っていたほど混んではいませんでした。遠回りをしてペダルを回したおかげで、ちょっとだけ気が晴れたかな……。
こうして、試合結果に左右される「泣き笑い人生(!?)」が今年もスタートしました。いつも笑っていられるわけではないし、これもまた人生の縮図のようで、サッカー観戦とは何とも奥深いものであります。これから約9ヶ月、喜びも悲しみも悔しさもともにしながら成長していきたいものです。
「菩提樹」
府中市本町1-16-14
11:00~19:00
木曜定休
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