
↑決勝会場
大会の正式名称は「第3回IBSA視覚障害者サッカーアジア選手権」。日本は中国と決勝を戦うのです。
実は、今朝まではそんな大会があるとはまったく知らず。いつものようにtwitterのTLをまとめ読みしていて、急に思い立ったのでした(朝寝坊していたので、遠出をするには時間が遅すぎましたし(笑))。でも、例によって大幅に遅刻。おまけに、ルールも何も知らない状態での観戦です。

↑やっぱり味スタが見えると落ち着く~
入場は無料。ネットで入場券をダウンロードするか、入口で簡単なアンケートに記入すれば、誰でも観戦可能です。有料ではお客さんが入らないのかもしれませんが、有料にしてもいいのでは!?と思ってしまいました。釜本邦茂さんがやたらと目立つ(笑)ポスターが貼られていましたが、このアジア選手権公式「名誉委員会」の委員長さんだったのですね。

↑日本代表の試合です
スタンドにはサポーターの一団もいて、ハーフタイムや試合が途切れた時間帯には声援を送っていました。ブラインドサッカーは、音を頼りにプレーするものなので、試合中にうるさいほどの応援をすることはできません。ときどきレフェリーから観客席に「静かにするように」という合図が送られていましたが、やっぱり試合が佳境になってくると、声出し応援してしまうものですね~。
ブラインドサッカーを見ること自体が初めてですし、日本代表がここまでどんな試合をしてきたのかもわからないのですが、対戦相手の中国はものすごくうまく、チームとしてまとまっていました。
背番号10番のドリブルはまるで脚に吸い付いているかのようで、サイドチェンジのボールがしっかり通ってしまうことには驚愕。いくら音の出るボールとはいえ、10メートル以上のパスが通ってしまうのです。何度も練習することで、チームとしての動きを身体に叩き込んでいるのではないかとも思いましたが、何せ初観戦ですのでもしかしたら的外れなことを書いているのかもしれません。
ふだん見慣れたサッカーではないけれど、明らかにこれもサッカー。最初はただただ感心して見ていましたが、いつのまにか「いつものサッカー観戦」になっていました。「目が見えないのにスゴいなあ」ではなく、「いいプレーだから拍手する」というように。知的障害者W杯を見たときも思いましたが、あらゆる人々がボールを蹴ることで参加できるサッカーというスポーツがあることは、本当に素晴らしいことだと思います。

↑終了後。悔しがる日本代表
試合は、0-2で中国の勝利。テクニック、試合運びなど、残念ながら中国のほうが上回っていたように見えました。でも、日本代表もよく頑張ってくれました。敗戦は、次なるステップへのモチベーションとなってくれることでしょう。
ピッチの外では、選手たちが実際に身につけるヘッドギアやアイマスクが販売され、試合で使われるボールが見本で展示されていました。実際にボールを持って振ってみましたが、これの音と声を頼りにサッカーをするなんて、やっぱりスゴすぎる~!
冬晴れだけど気温が低かったこの日、アミノバイタルには東京ファンの方も何人も来ておられたようです。私などは「しばらく味スタとはご無沙汰になって淋しいから、アミノバイタルにでも行くか~」なんていうどうでもいい動機で行ってしまったのですが、皆さんサッカーがお好きなんですね~!
同じ時刻に行なわれていたU-18「Jユースサンスタートニックカップ」の名古屋戦は、7-1という大差で快勝したとのこと。準決勝は、中2日の休みで水曜日に行なわれます。ユースに限らないのですが、大差で勝った後の試合は、苦戦になることが多いもの。気を引き締めて、しっかりと決勝に進んでもらいたいと思います!
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