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「オトン、サッカー場へ行こう!」

だいぶ前に読んだのに、今ごろレビュー……。

オトン、サッカー場へ行こう!
オトン、サッカー場へ行こう!
新潮社 2009-10-31
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「あー、親ってめんどくさいんだよな」
読んでいて、そんなことをふと思い出しました。私の場合は両親とも他界してしまったので、そんな感情はしばらく味わっていませんでしたが、そういえば「親とつきあう」ことって、とても面倒だったんですね。

この作品は、吉崎エイジーニョ氏と、そのお父さんのセキララ(?)なドキュメンタリー(みたいなもの)。定年退職後、生気を失ってしまった父親に元気を取り戻させるべく、吉崎氏は故郷の地元クラブ「ニューウェーブ北九州」の試合に誘うのですが、まだそこからもひと悶着あって……。

もともとは「週刊サッカーマガジン」に連載されていた「FC東京タワー」。「日本高齢化社会とフットボール」をテーマに、定年退職後の人々をスタジアムに連れていけば、何かが起こるのではないか!?と考えた著者は、当人には内緒で、自分の父親をネタに連載をはじめることにします。

ところが当の「オトン」は、サッカーに興味がないのはもちろん、息子とも衝突してばかり。もともと疎遠だった父子の距離は、近づくどころか、かえってストレスのもとになりそうで……という序盤の展開は、実に身につまされるようで、きっと多くの同年代の人が共感することでしょう。

「オトン」の転機となったのは、北九州のサポーターグループと知り合いになったこと。親子では煮詰まってしまう関係も、他者が入ることによってほぐれていくきっかけにもなるものです。また、吉崎氏が企画したゲーフラ作成作戦も功を奏し、しだいに「オトン」はスタジアムという場で「居場所」を得るようになっていくのです。

その後も、連載のことが「オトン」にバレたりなど、いろいろあるわけですが、そのあたりは実際に読んでみてください。クライマックスは、ユアスタでの天皇杯「仙台VS北九州」(これに勝った仙台が、次に東京にも勝つわけですが)。160ページほどですので、一気に読んで、ほんのりと心が温かくなる一冊です。



「サッカーマガジン」での連載「FC東京タワー」は、そういえば第1回を読んだことがありました。タイトルから連想して、当然東京のことが書いてあるんだろうと思ったらまったく違ったので、かなりガッカリした覚えが(笑)。旧タイトルだと、東京ファンは東京のことが書いてなくてガッカリするでしょうし、他サポはそもそも読もうとしないでしょうし。新たな形になって、本当によかったと思います。

この本のテーマでもある「高齢化社会とフットボール」は、なるほどと思える切り口です。老後はチームを追いかけて国内旅行(笑)というのは理想的だよな~などと思ってしまいます。週末の試合、日々の練習、ユースの試合とフォローすれば、もてあますヒマもないでしょうし、さまざまな世代の知り合いもできることでしょう。

この本の「オトン」の場合も、サッカーと出会うことによって生活が変わっていきますが、これが「FC東京」だったら同じような展開になっていただろうか、とも思ってしまうのです。サポーターグループとも気軽に会話ができ(20人ほどしかいないので)、選手とも身近に話ができる「ニューウェーブ北九州」ならではの良さというものもあったのでしょう。

今年からは、「ニューウェーブ北九州」は「ギラヴァンツ北九州」になり、戦う舞台もJ2になります。「オトン」は引き続き、スタジアムに通うのでしょうか。できれば、「オトン」のその後についても書いていただきたいものです。
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