今月末から始まるNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」とタイアップしての「鬼太郎デー」だったのだが、例によってスタジアム着が18時半ごろだったため、イベントらしいイベントも、ゲゲゲらしい雰囲気もまったく感じることができず、今回は写真はナシ。3月のナイトゲームはやっぱりまだ寒いよ。
「3試合もやって、1点しかとれないんだねえ」
などとグチグチと話していたのだけど、見方を変えれば
「3試合で1点しかとれてないのに、1失点なんだねえ」
ということになる。ここはポジティブに、ポジティブに! 昨年なんて、「1点しか(も)とれないのに複数失点」という試合が序盤にたくさんあったのだから。
ハイライトを見ると、前半には本当に惜しいチャンスがたくさんあった。あそこで決まらなかったのが最大の失態。でも、東京の決定力のなさを悔やむよりは、どちらかといえばセレッソのGKを誉めるべきだと思う。本当に見事なセービングが続くので、早いうちから「もしかして向こうのGKの“アタリ”の試合なのかも」と思ってしまったのは事実(浦和戦で今日ほどのシュートがあれば負けなかったはず!)。
監督はメンバー交替の失敗を反省していたが、確かに交代選手はほとんどいいところを見せることなく終わってしまった。交替が進むにつれて、得点から遠ざかっていくように思えたもの。ナオを90分使えないのだとしたら、スタメンに入れて早めに決めさせようとするのか、流れを変える選手として途中から出すのか、そのあたりは悩ましいのではないだろうか。私などは、ナオがちょっと転ぶたびに「ケガしたらどうしよう!?」とドキドキしてしまっていたけれど。
楽しいムービングフットボールではなかったけれど、今回も失点がないことと守備を誉めたい試合。昨年の今ごろに比べればずっとマシだ。昨年も、「梶山&ヨネ」という心臓部分と、「今ちゃん&ブルーノ」という壁が確定するまでにはたくさんの試行錯誤があった。今年も、うまくいっていない部分はまだたくさんあるけれど、必ず城福さんは答えを見つけてくれるものと信じている。
今回、公式戦で初の登場となったキム・ヨングンとリカルジーニョ。まだまだフィットはしていないが、希望は感じさせてくれた。それに、久しぶりの大竹の登場にもわくわくさせられた。ホント、これからですよ、これから!
この試合で何よりイヤな気分になったのは、茂庭選手に対する過剰な思い入れ。試合前の「モ・ニ・ワ!」合戦はまだ面白かったが、試合後の「シャー!」は、あれはないでしょう。モニは本当に愛すべき選手ではあったけど、今はもうセレッソの選手。あれを見た瞬間、この試合に勝てなかった理由がわかったような気がしてしまったよ。愛すべきモニへの未練と温情が、0-0という結果の原因。勝負に徹する気持ちが持てないようでは、優勝争いなんて夢のまた夢だろうね。
もうひとつ書いておきたいのは、この試合の審判について。家本主審については過去にいろいろあったとはいえ、この試合ではブレない基準でしっかりやっていたと思う。もちろんすべてが完璧ではなかったがそれは許容範囲内だし、家本さんもしっかり進歩しているんだな~と何だか励まされるような気分になった。この試合ではセレッソのGKと家本主審が良かったね!なんて書いたら、東京ファンじゃないみたいだけど。
この日は「春の嵐」ともいうべき強い南風が吹き荒れたが、ピッチ上では両チームとも追い風の恩恵を受けることなく、無風状態での試合となった。東京の勝利と翌日の城福監督の誕生日を祝いつつ、追い風に乗って帰宅するはず予定が、現実に残っていたのは「帰りの追い風」だけ。わが家は味スタからは北西の位置にあるので、帰りの追い風にはそれはそれは助けられましたよ。帰路の所要時間の新記録だったんじゃないだろうか、マジで。
*本日のガッカリ集*
・スカパー中継でハーフタイムに入る「クラブ応援コーナー」。ここ2年は「商店会紹介リレー」でかなり面白かったのに、今年からは経費削減なのか、前年比80%減のしょぼい作りに……。
・いつも自転車を止める駐輪場の入り口にあった大きなプラタナスの木が、跡形もなく伐採されてなくなっていた……。見通しは良くなったけど、ものすごくガッカリ。駐輪場のシンボルツリーだったのに。
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