
↑ゴール裏からはこう見えるのね~
激闘の鹿島戦から中3日。疲労や負傷を考慮して、東京はメンバーを大幅に入れ替え。鹿島戦の終盤で脳震盪を起こしたらしい権田選手に代わってゴールを守るのは、塩田選手である。しかも、キャプテンマーク付き。
1年以上、公式戦のピッチで彼を見たことがなかっただけに感無量。深々と頭を下げるお辞儀や、胸のエンブレムを叩く仕草、ゴール裏をあおる様子など、すべてすべて懐かしくて頼もしい。この日の試合で個人的にいちばん重要だったのは、何が何でも無失点で終わらせなければということだった。もちろん、今季初スタメンの草民をはじめ、フレッシュなメンバーにも期待していたけど(今ちゃんはまたもスタメンでフル出場。まさに鉄人!)。
ここまでに果たして東京のシュートはあったかしら!?などと考えながら、糸の切れた凧のようにピッチを漂うリカルジーニョを眺めていると、あれ!? どういうわけだかゴールが決まってしまった! いや、正確にはそうではないのだろうけれど、この日の得点はそれほどに唐突で、チームプレーとは程遠いところで決まってしまったように思う。リカルジーニョがチームにフィットしていたようにも見えなかったし。
後半は、レッドカードで椋原が退場してしまい、大宮にPKが与えられるという大ピンチが到来。大宮ではPK職人だというマトがはずしてしまって事なきを得たが、塩田のポジショニングが良かったからだよ!とつい贔屓目で見てしまったりもしたのだった。
この日のメンバー交代は、いずれも椋原退場後。田邉、北斗、リカルジーニョに代わって入った徳永、長友、羽生は、レギュラーメンバーらしい安定感のあるプレーで、1点を守りきってくれた。スタメン選手たちには申し訳ないけれど、やっぱりレギュラーな選手にはそれなりの理由があるのね……。
ラッキーなゴールで勝っちゃったなあという印象の試合。どんな経過であろうと、勝ち点3なのは確かでとてもありがたい。新たなメンバーを試し、疲労がたまっているであろう選手を休ませることができたのも大きい。しばらくはこうしてやりくりをしながら勝ち点を拾っていくことが、あとで重要になってくるんだろうな(昨年前半の負けがせめて引分であれば……)。
それでも、ナビスコカップは新しい才能を発見することができる見どころの多い大会だ。リーグ戦と比べて何の遜色もないと思うのだが、お客さんが少ないのが何とも残念。ナビスコでなければ見られない場面、選手をもっと多くの人にみてもらいたい!

↑ビジター入口はこうなっているのね
NACK5スタジアムはたぶん4回目。いつもはバックスタンドで見ているのだけど、この日は平日夜のナビスコということもあって、初めてビジター席にしてみた。高い位置からピッチを見下ろすレイアウトは、とても見やすい。座席の間隔は、バクスタよりも余裕があるのでは!? 改めて本当にいいスタジアムだな~と思ってしまった。
大宮駅からスタジアムまでの道は、氷川神社参道の散歩も、商店街を眺めながら歩くのも楽しくて、ちょっと距離はあってもまったく気にならない。オレンジ色の旗がはためき、リスのオブジェがある商店街の雰囲気もいい。「大宮、好きだな~。浦和美園とは大違い」としみじみしていると、「それは、大宮では勝てるけど浦和では負けてるからでしょ」とダンナに言われた……確かにそうかも(笑)。
そのダンナは、仕事のため前半35分ごろにスタジアムに到着。後半から見れば入場料が半額になるという「ナイターハーフ割引」適用を待っていたために、唯一のリカゴールを見逃してしまったそうで。まさかあの状況で得点が決まるとは思わなかったもんな~。うーむ、1250円の差は大きかった……。

↑東京サポとも握手!
更新をサボっていたら、あっという間に明日はもうリーグ戦である。本当に時間がたつのは早い! ホームでは開幕戦以来勝っていないだけに、そろそろ勝たないと!
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