
↑勝利の立役者を称えるゴール裏
ロスタイムは3分、新潟側のチャンスを何とかしのいでのゴールキック……そろそろ笛かな?と思っているのにまだ鳴らない。ラストチャンスだから頑張れ!と見ているうちにボールはタッチラインの外。今度こそ笛だ、勝ち点1ご苦労さん!……まだ鳴らない!
そして、大竹選手による劇的なゴール!
ロスタイム、4分だったね!

↑試合後の挨拶
最近ではなかなかサブメンバーにすら入れない大竹選手が、今までの鬱憤を晴らすかのように思い切って放ったシュートが、後半ロスタイムの決勝点に。こんな展開、ドラマチックすぎて、今どきフィクションでも恥ずかしくて書けないくらい。でも、これが現実に起こってしまうことが、サッカーなのである。
日本代表&予備登録にメンバーを大幅に取られた上に、キム・ヨングン選手は出場停止で平松選手は怪我で長期離脱、メンバーが足りないDF陣も、しっかりと無失点で収めてくれた。
DFラインを統率する森島選手の功績はもちろんだけど、デビューとなった高橋選手もよく頑張った。彼にとっては、すごくいい経験となったはず。身体的にも恵まれているのだから、このナビスコ杯をきっかけにもっともっと伸びてもらいたい。
そして、いつものように羽生さんはとても素晴らしかった。なんというか、毎試合、頭が下がるようなプレーだ。東京は若いプレーヤーが多いので、彼のようなサボらない献身ぶりをぜひ見習っていってほしい。
ナビスコカップには、若手の登竜門という側面もあって、それが楽しみでもある大会だ。今回の勝利は、まさしくナビスコ杯のコンセプトに沿った快勝といえるのではないだろうか。出場機会を求める若手たちがチャンスをつかみ、ベテランがそれを支えて……。この勝利、今後の東京にとっても大きな一勝になってくるだろう。
とまぁ、そこまではいいとしても、レギュラー組がひとりも欠けていないFW陣については……ちょっとガッカリだったかな~。FW以外が得点するのがいつもの東京だといわれればそれまでなんだけど。平山選手は、すっかり昔の「見ていておもしろい」タイプに戻っちゃったしなー(彼のキャプテンマークに関する、携帯オフィシャルの森重選手のコメントは面白かった!)。

↑手もちの温度計は30度
この日はとても蒸し暑く、選手たちはかなり消耗したと思う。試合中にも給水休憩みたいな時間帯もあったくらいだから。これからは暑い季節が始まるんだということを改めて実感してしまった。
Moving Footballという理想のもと、選手ばかりがバタバタ走りまわって消耗するケースが多い今の東京のサッカーでは、これからの季節は明らかに不利になってくる。というか、毎年、真夏になると勝てなくなるのが常なのだ。開幕以来、敗戦数はそれほどでもないがなかなか勝てなかった東京が、このまま夏を迎えるのはかなりしんどい。
年々厳しくなる猛暑に真正面から立ち向かっていくのはどうにもムリがありそう。「真夏仕様」のサッカーなんてあるのだろうか……。30度をさした温度計を見ながら、今後にちょっと不安を覚えてしまったのも確かなのだった。
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駒沢へはもちろん自転車で! 私らにとっては等々力よりも遠いホームなのだけど、昨年以来、いい記憶だけが残っているから大好きなスタジアム(笑)。ほかにもいろいろ盛りだくさんで楽しかった~!というのはまた次回!(もしかしたら別ブログで)
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