結果を知らずに、フジテレビTWOの再放送で視聴。ものすごく、ガッカリした。
解説の清水秀彦氏は、とにかく東京に厳しかった。でも、その辛口解説に反論できる要素は、東京には皆無。ただただ「おっしゃるとおりでございます」と平身低頭して、情けない東京を見ているほかはなかった。
もちろん、惜しいシュートも何本かあったのは確かで、失点してから後の時間帯は、東京がほとんどボールを支配していた。でも、それはいつものこと。
東京はパスを何本つなぐか、いかに狭いスペースにパスを通すかに注力しているようで、シュートにもゴールにも結びつかない動きばかり。しかも、そんなことをしているわりには簡単にミスパスでボールを相手に渡してしまい、あっという間に相手のシュートチャンスになってしまう。
そもそも「シュートを打ってゴールを決める」ことがサッカーだということを根本的に忘れているようなプレーが目立った。とにかく、誰かにパスをしてボールを渡せば、それで責任から逃れられると思っているかのよう。「どうぞお先に」と譲り合うばかりで、ミドルシュートもノートラップのシュートもほとんどない。あれでは決まらない、決められない……というか、そもそも決めようと思ってないのでは!?
こんなゲームを、今シーズンは何回見せられてきたことか。誰が良くないとか、誰の責任だとか、それ以前の問題のような気がした。勝ち点3を手みやげにわざわざ仙台まで来たのかよ。ホント、お人好しにもほどがある。仙台が強いから負けたのではなく、東京がごていねいに仙台の勝ちゲームをお膳立てしたような試合。強豪チームだったら、もっと情けないスコアで負けていたことだろう。
内容的には、先日の新潟戦のほうがよほど良かった。南アフリカへの道が閉ざされたナオと徳永選手には、いずれにせよ精神的なリハビリの時間が必要なようにも見えた(「考えながら走る」のではなく「考えごとをしながらプレー」していたようで)。気持ちが見えたのは、羽生選手と大竹選手くらいだったのでは……。
途中で音声を消したくなるような清水秀彦氏の解説は、この試合に出ていた全員がビデオで視聴するのがいいだろう。でも、東京の選手たちはナイーブなので、奮起するよりも下を向いてしまうかもしれないけど。監督も、選手たちのコントロールにはさぞかし神経を使うことだろう。
良くない試合をしていても、幸いにしてグループではまだ2位をキープ。今後のためにも、グループリーグ敗退だけは避けてほしい。あと2試合、何としてでもしっかりと勝ち点を重ねていってほしいのだが……。
ま、終わったことは終わったことなので、切り替えて次!ということだね。
◆
とにもかくにも、雨で寒い仙台まで遠征された皆さん、お疲れさまでした。中継では、東京サポの声は仙台サポに負けじと響いておりましたよ。東京でラクしてTVを見ているだけなのに愚痴ばかり垂れ流してしまって、本当に申し訳ありません……。
録画放送が終わってからすぐにチャンネルを変えて見た「ジロ・デ・イタリア」での新城選手の頑張りが素晴らしすぎたせいで、よけい東京の情けなさが堪えたのかも……。ひと晩寝て起きれば、もう少しポジティブになっていると思うんですけどねー。
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