PK戦の末、準々決勝に駒を進めたのはパラグアイとなった。
残念。本当に残念。
上に進めなかったのは、「負けないための戦い」に終始して、
勝つための戦いができなかったからなのかもしれない。
ほかにもいろいろな理由があるのだろう。
ここではあえて「よく頑張った、ありがとう!」とは言わないでおく。
もちろん、個々の選手やスタッフに対してはそう言いたい気持ちだが、
日本サッカー界のためには、ここで立ち止まっていてはいけないからだ。
この悔しさが毛穴から滲み出るような今だからこそ、
次なる戦いへの準備をはじめなくてはならないからだ。
なぜ今大会の日本が、それまでの低調な成績にもかかわらず
ベスト16まで進むことができたのか。
なぜPK戦にまでもつれこみながらも、ベスト8に進めなかったのか。
それは実力なのか、それともそれ以外に要因があるのか。
さらに上をめざすにはどうしたらいいのか。
考えなくてはならないことは山ほどある。
個々の選手たちにはゆっくり休んでもらい、
新しいシーズン、新天地や故郷のクラブで頑張ってもらいたいと思う。
でも、いまこの瞬間に、新たなる仕事に着手しなければならない人々がいる。
もし日本がこのラウンドに勝ち残ったとしても、
いつかは「今を反省して次につなげる」作業をする時期がくる。
それは、たとえこの大会に優勝しようとも同じことだ。
1分1秒たりとも休まず、フットボールは続いていく。
だからこそ、わたしたちは次なる目標に向かって進まなくてはならない。
4年前の轍を踏まないように、この敗北を次なる勝利の糧にできるように。
- 関連記事
-
- 番狂わせ!? (2010/07/03)
- ひと晩あけて (2010/06/30)
- そしてフットボールは続く (2010/06/30)
- 悔いのない戦いを (2010/06/29)
- 副審2題 (2010/06/28)

にほんブログ村