
↑首都・東京ならではの風景
PK戦だったので厳密にいえば「勝利」ではないかもしれないけど、タイトル獲得だけはまぎれもない現実。PK戦に敗れ、がっくりと肩を落とすキトの選手たちの姿から、改めてこのタイトルの重要性を認識させられたような感じ。それまでは「PSMよりは重要だけど、余興みたいなものだよね~」みたいに思っていた部分があったから。
真夏の連戦は東京にとってもキツいのだが、地球の裏側・しかも真冬の国からやってきたキトの選手にとってはもっと大変だっただろう。それでも彼らはタイトル獲得への情熱をこめて、真摯かつ熱いプレーをしてくれた。まずはそのことに感謝。Jリーグのチームの場合、本気の海外クラブと戦える機会というものはほとんどないのだから。
また、東京にとっては、リーグ再開以来つづいている重苦しい雰囲気を打破するきっかけとなる試合に……なってくれればいいと思うし、そうなりうる可能性を感じたゲームでもあった。
1点目は、出場機会に飢えている草民→平山が決めたものだし、試合に出た若手選手たちが頑張ってくれていたのは本当によかった。6人交替可能な試合は、東京にとっては総力戦となった。出場した若手が戦力になってくれれば、今後のリーグ戦を戦う上で実に心強い。
Jリーグ再開以来、確かに湘南戦には勝利したけれど、わがチームに漂う雰囲気は決して明るいものではなかった。4試合して1敗というのは悪くない結果のはずなのに、チームメイト同士の諍いが放送されちゃったり、監督が泣きごとみたいなコメントをしたりで、蒸し暑さでイライラ・ギスギスしちゃっているような気がして。
でも、「スルガ杯」を獲ったことが、チームをいいほうへ方向転換させてくれるんじゃないかと思うのだ。過密日程によるマイナス以上のものを、この試合はもたらしてくれるのではないだろうか。

↑ステキなおみやげをありがとう!
試合終了後、「タイトルを獲るという監督の公約は達成されたんだね。うまいことやったなー」などと話していたのだが、監督コメントによれば、スルガ杯は別腹(笑)なんだそうだ。公約はともかくとして、チームの立て直し、しっかりお願いします!
この日のゲームキャプテンは今ちゃん。PKを蹴った5人のうち、スタメンだったのは彼だけだった。そして、表彰式の場面でも「あづまれ~!」が。これのためのキャプテンだったのか!と思ってしまうくらいハマっていたキャプテンではありました。現地では細かいところはわからなかったので、録画で改めて確認。本当にいい表情でした。おめでとう。
当事者クラブファンくらいしか注目しないようなこの大会を見事にスポンサードしてくださったスルガ銀行様、ヤマザキナビスコ様、表彰式まで放送してくれたMX-TV様(表彰式をカットされるほうが悲しい)には本当に感謝。スルガ杯は2015年まで続くそうなので、東京にもあと何回かチャンスがあるかも!?
東京が最終的にめざすのはリーグ王者だろうが、こうしてカップ戦に勝利しながら「勝ちグセ」をつけていくことが大きな経験になるはず。少しずつでも「勝つのがあたりまえ」なチームへと成長していってほしい。
バックスタンドに陣取ったゴール裏の応援も楽しかった。ハーフタイムのウェーブとか、国際大会を意識した応援とか。TVで見ていた南米の人たちに届いたかな……!?
結局のところ、大黒様は素晴らしい!ということに尽きる。神社をつくるしかないかw
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