東京は連敗を2でストップさせることができた。
スカパーHDとNHK BS2を交互に見ていたのだが、どちらの解説も鹿島びいきで……というか東京に厳しくて、音声を聞いているのがツラかった。そりゃあ、降格してもおかしくないほどの得点力かもしれないけどさ~、何もあそこまでボロクソに言わなくてもいいじゃん(いや、わがチームの現状がアレなのだから仕方ないのさ……)。
前半の東京はお世辞にもいいとはいえず、1失点で終わったのがフシギなくらいだった。後半は1点で逃げきろうとする鹿島がペースダウンしたせいもあって、東京のシュート数だけはどんどん増えるものの、ゴールは遠い。
それでも、今回は珍しいことにメンバー交替やポジション変更がうまくいって、86分に今野選手の値千金のゴールが決まり、何とか引き分けでゲームを終えることができた(新潟戦もこんな展開だったような。でも勝ち点1がとれたからいっか~)。
やはり鹿島は強かった、というのが率直な感想。マルキーニョスがいたら、もっと失点していたかもしれない。東京は、羽生と梶山が不在な中でよく頑張ったともいえるが、勝ち点1で喜んでしまうということは、鹿島のほうが格上であると無条件で認めちゃっているということなんだよなあ。いかんいかん。
鹿島が強かったのはいいとしても、東京は相変わらず単純なパスミスや判断の鈍さで、何度も墓穴を掘りかけていたのが非常に気になった(特に前半)。個人としての各選手のレベルはそんなに変わりはないと思うのだが、いざ試合となるとどうしてこう頭が悪い……というか、下手に見えてしまうんだろう。
また、鹿島の場合は、メンバーやコンディション、状況によって、試合をどう運ぶのかをその場で判断してコントロールできるようにも見えるのだが、東京にはまったくそれができない。昨夜の試合は「前半0-0で抑えて、後半頑張る」というプランだったようで、愚直なまでにそのプランに従って試合を進めていったような感じ。
東京の試合モードって「一生懸命」と「もっと一生懸命」くらいしかないんだよなー。鹿島のようにできないのは、経験を積んだベテランがいないせいなのかもしれないし、練習に問題があるのかもしれないし、監督の戦術が良くないのかもしれないし、なんともいえないけれど、ポテンシャルはあるはずなだけに何とももったいない。
それでも、勝ち点1を持ち帰れたのは大変によかった。過密日程と選手の不在、猛暑というコンディションでは、今後も「最小勝ち点」を得られるかどうかという戦いが続いていくだろう。今シーズンはもう幻想は抱かなくなったので、とにかく現実的に少しずつ貯金を積み上げていってほしい。
良かったのは、中村北斗選手。塩田選手もよく頑張った。キム・ヨングン選手も代表戦フル出場の後とは思えないほど頑張っていた。今ちゃんは鬼神の如く、だったね。あとは「もっと頑張りましょう」かな。
でも、一部FWを除き、不慣れなポジションばかりやらされている選手たちに向かって、多くを要求するのは不憫という気にもなってしまうのだ。彼らが本来の実力を発揮できるのならば、こんな位置にはいないはず……。
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