開始後すぐの失点ですべてのプランが狂ってしまい、さらには前半で退場者も出てしまって、修復不能になっての敗戦。そうでなくても、そもそもポジションはメチャクチャで何をしたいのかわからないし、たとえ失点をしなくても勝てそうな気がしなかったというのが正直なところだ。
しいて敗戦のいいわけをでっちあげるなら、「熱中症」ってとこかな。
猛暑で判断力が鈍くなってしまった監督と、猛暑で思考力が停止しているのに慣れないポジションをやらされて混乱しまくっている選手たちによる大敗(4失点目は、権ちゃんとは思えないミス!)。セレッソには申し訳ないが、セレッソが強かったというよりは、東京がみずから自滅したという試合だった(こんなのばっか)。
失点のあと、試合ではなく手元のボードを見つめる城福監督の姿が何回かカメラに映し出されたのも気になった。暑さと連戦で疲労がたまっているからこそ、シンプルなサッカーのほうが功を奏するはずなのに、考えすぎて袋小路に陥っているようで……。机上ではなく、試合はピッチで行なわれているのですよ……。
なぜ徳永選手が左SHなのか、監督会見で誰かが聞いてくれるのではないかと期待しているのだが、質問できる雰囲気でないのか、質問しても答えなかったのか、そのあたりははっきりとしないままだ。どういう意図なのか、ファンは全員知りたいと思っているだろうし、ぜひ答えてもらいたいのだが……。
前半と後半で今野選手の役割を変えるという戦術(?)も、最初こそは有効だったかもしれないが、何度もやっていればすぐに見抜かれてしまうだろう。第一、前半に守りきってこそ後半に得点しようという戦法になるわけで、前半から失点していてはダメなのだ。今の東京にまず必要なのは、守備の立て直しなのだが、こう頻繁に人を入れ替えていては、連携も何もあったものじゃないだろう。
どんなチームも、年に1度くらいは「まさか」と思うようなダメダメな試合をしてしまうことがある。今節の東京はそれであったと信じたい。そうでないと、本当にマズい。残留争いに足を突っ込んでしまいかねない。城福監督、下ばかり向いていないで、正面を、未来を見てください!
連戦&猛暑の中で現地に駆けつけた皆さん、お疲れさまでした。ガッカリな結果でしたが、応援の声だけはしっかり聞こえ、力強く感じました。週末こそは気持ちよく乾杯できることを信じましょう……。
*追記*
「Jリーグアフターゲームショー」によれば、気温は35.1度だったそうだ。午後7時でも35度以上。こりゃ思考停止にもなるよね。だからこそ、身体にしみついたポジションとプレーでシンプルに戦えばよかったのに、とますます思ってしまうのだ。一般人なら倒れそうな環境で戦った選手たちには、本当にお疲れさまというしかない。対戦相手も同じ環境で戦ってたわけだけど(しかも東京のほうが休養日が多い……)。
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