原さんが東京の監督だったころから、クラブチームよりも代表を指揮するほうが合っているんじゃないの?と思っていた。Jの各選手の特徴を把握している原さんなら、代表メンバーのピックアップにも不安はないし、若手主体で勢いのあるチームを作れそうな気がしていたからだ。
昨日のパラグアイ戦は、原さんのいいところがすべて出た試合だったと思う。結果を出したW杯を踏まえながらも、フレッシュな初代表メンバーも加え、選手交替も光っていた。さらにゴールまで「いい時間帯」に決まっちゃったのだから、もう言うことはない。
日本代表がゴールに迫るたびに、キャー!ともワー!ともつかぬ大きな歓声がスタジアムにはこだましていたようだ。こんなに晴れやかで華やかな雰囲気は、日本代表では本当に久しぶり。W杯のときとあまりメンバーは変わっていないのに、「海外組」の数もぐっと増えた。これらはすべてW杯の結果がもたらしたものだ。W杯を勝ち抜くということの大きな意味を、この試合で改めて感じてしまった。
見ているだけで楽しくなるようなサッカーは、原さんがいいときの東京と同じ。W杯直後で、新監督を迎えようという日本代表にとっては、すばらしい試合になったと思う。つい、このまま「ヒロミジャパン」でいいんじゃない!?と言いそうになるのだが、楽しいことばかりでないのは東京ファンなら誰でも知っていること。
次のグアテマラ戦でもいい試合をして、いきのいい日本代表をザッケローニさんに手渡してほしい。日本人選手の情報は、原さんならよくわかっているはずだから、新監督をいろいろな面からフォローしてもらいたい。そうすれば、日本代表はもっと成長していけるだろう。
内容も良く、勢いもあって、なおかつ楽しく、しかもヒロミジャパン。東京ファンにとっては、このうえない贈り物だったんじゃないかな。現地で観戦され、ピョンピョンを肉眼で見られた方が実にうらやましいですな~。
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