
↑松下選手の得点の直前
対戦相手は、小平での練習試合でもおなじみの駒澤大学。しかも変則日程のために、相手は中1日という強行スケジュール。試合会場は、東京のホーム・味の素スタジアム。他会場では、Jクラブが5点6点7点と、サッカーとは思えない大量得点を重ねている……。
そんな状況での2-0は、正直いって物足りないといえば物足りない。しかも、前半は0-0で、どう見ても駒澤大学に押し込まれていた。温存した選手が多かったにせよ、「前半は0-0を想定」なんて監督に言われちゃうとな~……とも思う。
でも、天皇杯の初戦はまぁだいたいこんなもんだ。文句を言いたければ、中1日で試合を組まれた駒大ともども、天皇杯主催者に言ったほうがいい。
特に今年に関しては、そうでなくてもW杯による過密日程が避けられないのだから、Jクラブの参戦を3回戦以降にするなり、ナビスコ勝ち上がりチームやAFC参戦チームをシードにするなり、何かしら方法があったのではないだろうか。つーか、いつまで「元日決勝」にこだわるんだか……なんて書いてると、テーマがそれちゃうので、今回はやめとくけど。天皇杯はやり方如何で、もっともっと魅力的なトーナメントになると思うんだけどねー。
しかし入場者数が5000人台というのは、あまりにも寂しい。天皇杯はドサ回り主体で、決勝にでも進まない限り、都内で試合を見るのはこれが最後になるのかもしれないのに。おまけに、TV中継がないのだから、試合を見るにはスタジアムに来なくてはならないのに。
クラブ側も、J主催試合じゃないせいかあまりヤル気が見えないが、だからこそ集客のためにいろいろやってみてほしかった。少なくとも、ドロンパくらい呼べばいいのに(←結局これかよw)。ちなみに、等々力にはふろん太はじめ「いつもの3人」がちゃんとそろっていたそうですよ……。
ともかく、スタジアムへ行ったおかげで、松下選手のすばらしいフリーキックによるゴールを見ることができたし、平出選手の公式戦初試合も見ることができた。羽生さんも復活してきてくれた。問題点は相変わらずだったが、とにかく勝てたことは確かだ。

↑久々、バクスタで観戦
でも、今いちばん心配なのは、「余裕のなさ」かな。
ナビスコ第1戦についてのエントリーでは、「第2戦の展望を語る=前向き」なんて書いてしまったが、今回の試合コメントでも監督は「水曜に大事な試合を控えている」と語るだけで、他のことにはほとんど言及しないままだった。そのかたくなな姿勢が、非常に不安だ。
一方で、ファンの側も、ちょっと膠着状態が続くと、すぐに味方チームに向かってブーイングを始めてしまう。実に余裕がない。監督もファンもギスギスしていたら、そりゃチームの士気にも影響するでしょうよ。
のびのびやっている(ように見える)日本代表がうらやましく思える、天皇杯の2回戦だったのだ。
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