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「サッカーマガジン」最新号

週刊サッカーマガジンの最新号を読んだ。

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「FC東京特集」……雑誌のメイン企画はずいぶん前から決まっているものなので、「この時期には優勝争いできる順位にいるかもしれない」という時期に企画を立てたのかもしれない。だが現実には「残留争い」の奔流に飛び込んだチームの特集という珍妙なことになってしまった。

大熊新監督を迎えての初戦にも敗れてしまい、応援する側も「キツいことばかり書かれているのだろうから、読みたくねーや」と思いがちなのだが、これは読んでおいたほうがいい。

選手たちの言葉を読んで思ったのは、「あまり危機感をもっていないんだな」ということ。羽生さんのインタビューからは決意が読み取れたが、そのほかの選手たちのコメントからは感じるものがなくて、これで大丈夫なんだろうかとちょっと心配になってしまったり。

馬場康平さんの「仲良し集団を卒業できるのか」というコラムは、タイトル通りの内容で、東京のこれからもここにかかっているような気がした。ピッチ上にキャプテンがいない現状は変わらず、誰かが率先してその役を引き受けようというわけでもなさそうだ。選手たちが淡々と練習を続け、大熊監督の大声のみが響いているような状況だけは避けなくてはいけない。

「FC東京特集号」は、やはり東京ファンに買ってもらわなくてはならないためか、それほど辛口な記事はない。

見開きの「番記者アンケート」では、5人の番記者に最終順位予想をしてもらっているが、16位以下を予想した人はいなかった。もっとも、「番記者」が率先して降格予想をするとは思えないので、いささか甘めの評価だとは思うけど……。それでも、日々心配で悶々としているファンにとっては、ちょっとだけは慰めになってくれたのだった。

そうそう、米本拓司選手の近況についても1ページ割いてある。これはたぶん最大の希望……。20歳にもならない怪我明けの選手に対して、これだけ多大な期待をかけなくてはならないというところに、東京の置かれた苦境が見えるわけなんだけど。

あと2ヶ月、東京がどんな戦いをしていくのかは未知数だが、この2ヶ月間のあらゆるできごとを目撃し、チームの運命の当事者になっていこうと思う。あたりまえのことなんだけど、時々つらくなって目をそむけたくなるので、頑張って見つづけないとね。


……オフシーズン、3年ぶりに「クラブミーティング」があるかな?


*おまけ*

チェゼーナの試合は毎節しっかり見ている。

予備知識ゼロで見始めたが、スタメンが変わらないので5節ともなれば選手たちの名前や特徴も覚えてくる。彼らはサボらず、ひたむきで熱い。画面の向こうからもそれが伝わってくる。彼らのプレーには「中途半端」がない。

それに比べると、東京は……。スタジアムで見ているのに、必死さが伝わってこないんだよね。ひとりひとりは必死にやっているのかもしれないが、チーム全体として伝わってこないというか。今までも何度か書いているけれど、最近の東京の試合は「淡々」としている。負けても引き分けても「淡白」だ。そんな東京に火をつけてくれる人はいないんだろうか。大熊監督がその人だと思いたいが……。
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コメント

ううう、そうなんです、羽生さん以外から危機感が伝わってこない。ロングインタビューと、短いコメントとの違いかもしれない。そうだと思いたい。選手みんなが変に眉間にしわを寄せすぎてもいけないし・・・。などど、やっぱり心が乱れるのでした。
OBAKA母さま。
OBAKA母さん、コメントありがとうございます。

同じように感じられたのですね。がつがつしていないのは東京のいいところ?でもあるんですが、ほかのクラブと比べるとおとなしすぎる気がして。メンバーは入れ替わっているのに、そのあたりが変わらないということは、これがクラブカラーなんでしょうか。

でも、ここからはもっとがむしゃらに戦ってもらいたいと思います。そうでないと本当にマズいことになると思いますので。

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