東京は15位となり、かろうじて降格圏を脱出。

↑久々に見た文字列
リーグ戦での勝利は、7月25日のアウェイ湘南戦以来。しかも、ホームでの勝利となると3月6日の開幕戦以来。勝ったときの気持ちというものをすっかり忘れていたが、いいもんだねえ。
今年はどこか心に漬物石が乗っかったような気分で過ごしていたんだが、きっと東京がぜんぜん勝てないせいだったんだな。「負けてないから」といいわけをしつつ、ここまでだましだましやってきたけど、これだけ勝てなきゃそりゃ残留争いにもなるって。
勝利の味を思い出すことはファンにとってはうれしいことだが、選手たちにとってはそれ以上の意味があるだろう。彼らだって、今年はずっと鬱屈したシーズンを過ごしていたはず。久々の複数のゴールと勝利を体験して、憑き物が落ちたような晴れ晴れとした笑顔を見られて、こちらはさらに喜びが倍増してしまったよ。
終わってみれば3得点の無失点試合だったが、権田選手のセービングに救われた場面が何回もあった(お立ち台登場は納得である)。後半になるとやっぱり足が止まりがちになるし、どういうわけだか突然集中が切れてしまう瞬間が複数回訪れるし、なんというか「自滅につながりかねない場面」は何度もあった。
でも、今回はあえて目をつぶろう。とにかく勝ったのだ。不調のチームにとっての特効薬は、ゴールと勝利。最初の2点が続けさまに入ってからは、選手たちの動きがぐっと良くなったのもわかった。
望んで望んで渇望してやっと得られた勝ち点と得点が、選手たちの意識を高め、自信をつけてくれることだろう。そうすれば、もともと脳力が高く、トレーニングを積んできた彼らだけに、きっと結果となって現われる。そして、結果が内容を牽引してくれる……はずだ。
これで、今季ようやく5勝目。昨年はきれいに上位陣だけに勝てなかった東京だが、今年勝てた相手は、湘南(2回)、大宮、山形、あとは開幕戦の横浜だけ。上位どころか、中位にも下位にも勝てなくなってしまっている。
残りわずか9試合でどれだけ勝つことができるのか。他チームの結果に左右されず、せめて残留は自力で決めておきたいものだ。
それに、1回くらいは「ジャイアントキリング」もしておきたいしね(FC東京はETUみたいな弱小チームじゃないはずなのに……)。「こんなはずじゃなかった」というシーズンになってしまったけど、ともかく現実を見つめて、生き残るための戦いを続けていかなくてはならない。

↑3得点なんて久しぶりだ
この日は、東京ヤクルトスワローズとのコラボデーで、つば九郎さんとつば美、燕太郎が来場して、場内を盛り上げてくれた。おかげでドロンパもピッチに出られて、マスコットファンとしても至福の一日(ほとんど見られなかったので写真はナシ)。
「つば九郎が来ると必勝」の法則は今年は途切れてしまったが、勝率が高いことには変わりはない。大物政治家のような貫禄の「マスコット界の重鎮」つば九郎さんには、今後も東京を応援していただきたいものだ(ドロンパがゲスト出演したスワローズの試合も勝利だったそうで、こちらもめでたい!)。

↑湘南のチームバス。初めて見た!
とにかく、今年はほとんど勝っていないので、グッズもほとんど買っていない。せいぜい気に入ったドロンパグッズを買っただけ。チームの調子が悪ければサッカー誌も買わないし、録画をしてもすぐに消してしまう。ヤケ酒だって進まない。今年、東京ファンの皆さんの消費行動は例年よりも控えめだったのではないだろうか。
でも、残り2ヶ月で失った分を挽回しますよー。「イナゴ」と称される東京サポの皆さんが勝利の味に酔いしれて食べまくり、大挙してアウェイ観戦に出かけ、気が大きくなってグッズやら何やらいろいろ買うようになれば、首都東京の景気が良くなり、ひいては日本経済にも貢献するはず。さあ、今後はどんどん勝ってもらわなくては!(な~んて、すぐに調子に乗っちゃうのがよくないな)。
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