
↑この菊の御紋が目に入らぬか!という天皇杯賜杯
J1残留が絶対優先の東京は、この試合では大きくメンバーを入れ替えてきた。日曜日のマリノス戦のスタメンと重なっているのは、権田・徳永・椋原選手の3名だけ(だと思う)。若手中心で、ここ数年苦手としているジェフ千葉とどう戦うのか。ファンにはあるまじき態度だが、実はそれほど結果には期待せずにスタジアムへ行ってしまった。
ところがところが。予想はうれしい方向へ裏切られ、久々に胸のすくような試合を味スタで見せてもらった。こんなにすっきり気持ちよく勝てたのは、今季の味スタでは初めてでは!?(たとえ勝ったにせよ、なんだかどんよりした試合ばかりだったので)。
若手が躍動して気持ちよく勝利できるとは、なんとすばらしいことだろう。寒さに負けずに行ってよかった。何よりも、中継も何もない試合だからこそ、きちんとこの目で見られたのは実に幸せなことだったと思う。
前半の序盤こそバタバタしていたものの、試合に慣れてくるに従って、持ち味を発揮し始めた若手選手たち。彼らをしっかりと支えていたのが、CBの2人・徳永&森重両選手と、GKの権田選手だった。この3人がしっかりとしていたからこそ、若手の活躍があったのだろう。
特に徳永選手は、今日ほどキャプテンマークが似合っていた日はなかったというくらい(エルゴラの徳永記事を読んだばかりだったせいかも!?)。先週末のチェルシーの試合を見てもわかるよーに(笑)、CBがきちんとしていないととんでもない失点が続出しちゃったりするものだからねえ……今日は本当に彼らに助けられたと思うよ(むっくんまでベテランに見えた!)。
特に後半になって、きれいにボールをまわしながら崩していく様子を見ていると、城福さんがやりたかったサッカーはこんな感じだったのかも!?と思ってしまったりもした。今のトップチームのサッカーとは違う、彼らならではのサッカーがそこにはあったという感じ。
この日の2得点は、大竹選手によるもの。千葉相手には、2-0で勝っていたのに逆転負けした苦い記憶があるので安心はできなかったが、無失点で終わることができたのもすばらしかった。
レギュラーメンバーを休ませながらも、天皇杯を90分で勝ち抜けたことは実に喜ばしい。何よりも「味スタで快勝した」という事実が、「味スタは鬼門」みたいな先入観を払拭してくれるに違いない。流れは明らかに東京に来ている。このチャンスを逃さず、うまく波に乗って上昇気流をつかんでおきたい。

↑霧雨&気温8度の中で行なわれたナイトゲーム。観客は6403人
次の天皇杯は12月下旬。そのときには、リーグ戦の結果はすべて出ていることになる。これからしばらくは、ひたすらリーグ戦に集中だ。今の勢いなら、必ず残留できる。自信をもって、週末の試合に臨んでほしい。
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