東京は準決勝で鹿島と対戦する。

↑夕暮れはとてもきれいでした
京都での降格から約20日もたつと、現金なことに次第に気分がもちなおし、久々の試合観戦に気持ちがワクワクしてきてしまう。しかし、実際に始まってみると……問題点がわずか20日で改善されるはずもなく、今シーズンを象徴するような内容に身も心も寒くなるばかり
……だった。
後半ロスタイムまでは。
閉塞感を打ち破ってくれたのは、後半73分から出場した石川直宏選手。シーズン中の復活はあきらめていただけに、久々の本領発揮に感無量。ナオが獲れば、平山も獲る。そうだよ、ノートラップでシュートだよ。ナオらしく、平山らしいゴールでPK戦に至らずに勝利!(失点もしたけど)。
ゴール裏が「意地見せろ」「シュート撃て」コールを始めたときは、正直いって「万事休す」かと思ったんだけど、あきらめちゃダメなんだね。

↑開放感ありすぎ。ひたすら広かった!
何にしても、勝ててよかった。
もちろん、勝てばいいものではないことはわかっているし、最初の90分を見た段階では「このままではJ2での戦いは厳しいだろう」と思ってしまったのも確かだけど。
東京の選手たちは皆テクニックがあってうまいのだが、なんというか、タフさが足りない。J1ではあまり見ない枯れ色のピッチや、なんだか怪しい判断基準の副審、ガツガツ当たってくる福岡の選手を見つつ、このタイミングでこういう戦いができることはいい勉強になるのでは……と思ったりもしていた。

↑駅前。コバトンがいるだけでアウェイ感がw
もっとタフに、そしてしたたかに!
そうすれば、東京はもっと強くなれるんだけどなあ。「モチベーション」とか「気持ち」という単語は抽象的すぎてあまり書きたくないんだけど、このチームに足りないものはそういう類のもののような気がする。でも、今シーズンは勝てない試合が多すぎて、自信をなくしていった挙句に今の状態になってしまったのかもしれないしね。
だから、特効薬は勝利とゴール。これらがあれば、今からでもまだ戦える。準決勝は「ホームコクリツ」。日程は厳しいし、ケガ人も多いけど、それはどこのクラブも同じ。地の利を活かして、連勝しちゃいましょう。

↑熊谷はラグビータウン
熊谷駅で降りたのは初めて。高層ビルがなく、会場の熊谷スポーツ文化公園付近は昔は麦畑だったそうで(だから、名物がうどんなのだ)、電柱もあまり見当たらず、空がすごく広く感じられる。たまに埼玉を自転車で走ると「広いな~」と思うことがあるが、今回も埼玉のスケールの大きさを満喫してしまった。
会場付近は、「赤城おろし」なる、雪の積もった赤城山を吹き下ろす北風が直撃するところで、特に寒いんだとか。気温そのものよりも、体感温度はかなり低かったはず。でも、寒い分だけ空が透明感にあふれていてキレイで、何だか身が引き締まるような気がしたな~。
熊谷といえば「暑い」ことで知られる土地だけど、本当に暑くなったのはここ20年ばかりだそうで、都会の暑さが流れてきて、赤城山などでさえぎられて熊谷で停滞するから暑くなっちゃうんだって……と、タクシーの運転手さんの談。なるほどね~と思ってしまった。
くま東京だけに熊谷で勝利できて大満足。メリー・クマスマス!などとつまらんことを言いつつ、めんどくさいので新幹線で帰ってきたのでした。ステキなクリスマス・プレゼントをありがとう!
(久々のドロンパに会えなかったのはマイナスポイント……)
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