韓国戦もそうだったけど、とにかく心臓に悪い試合だった。それだけに、喜びもひとしお。BS1で延々放送されていた表彰式やら何やら(まるで会場周辺が爆発したかのような、ヤケクソみたいな花火は圧巻)全部見てしまった。
この優勝、いろいろな意味で本当に大きな財産になると思う。まさか日本代表がこれほどまでに成長し、いいチームになってくれるとは、昨年の6月第一週までは考えもしなかった。
日本代表監督に就任して以来、精力的にJリーグや天皇杯までも見まくって、新たなる日本代表チームをつくりあげてくれたザッケローニ監督には本当に感謝したい。日本代表監督には、これまで知名度はあっても腰掛け程度にしか監督業をしなかった人もいたので、当初は実はあまり期待していなかったのだが、わずか数ヶ月で日本代表を生まれ変わらせてくれた。
オシムさんも新しい選手を積極的に選んでくれたものだが、彼の場合はJリーグの監督という下地があった上での代表監督。Jの各チームの特徴や選手たちについて以前から把握していたのは当然のことだ。でも、ザッケローニ監督はゼロからのスタートだった。
運もあったかもしれないが、彼の熱意と信念がこの勝利を呼び寄せてくれたのだろう。それにしても、交替選手がことごとく得点するなんて(伊野波、細貝、李)、ザッケローニ監督は「もってる」人だな~。
また、「アジアカップ」という大会も、オーストラリアが加わったこともあって、以前よりもレベルが上がったように思う。その中で、開催国カタールと韓国とオーストラリアを破って優勝したという事実にはとても大きな意味がある。
今回の日本代表は、平均年齢は若いかもしれないが、しっかりと自分の言葉で語れる選手が多く、頼もしく感じた。長谷部選手は名実ともにキャプテンだし、現状に満足していない本田選手もすばらしい。川島選手の「今まで優勝したことがなかったので」というコメントには、つい笑ってしまったよ(笑)。いや~、みんなオトナだね。
われらが東京の今ちゃんはといえば……いつのまにやら「ザックジャパン」に欠かせない人材になってしまったようだ。決勝戦ではどこか傷めたのではないかと思われる場面もあって、今後が心配だけれど……。長友選手はもちろんのこと、李忠成選手や伊野波選手など(しいていうなら岩政選手も)元東京の選手たちが活躍してくれたこともうれしかったね。
今年は、7月にコパ・アメリカがある。A代表で参戦しないという噂もあって心配だが、日本代表が本気の南米チームと対戦できる稀有なチャンスなのだから、思い切りぶつかっていってほしいし、楽しみでもある。まだまだ成長してくれそうな日本代表、これをきっかけにJリーグを見に来てくれるお客さんがひとりでも増えてくれるといいなあ。
……こういうタイムリーな話題は、一晩寝て起きると書く気がしなくなる可能性が大なので、中継を見終わったところで一気に書いてアップしちゃうことにするのだ。そうでないと、更新の機会を逃しちゃいそうだから。いや~、アジアカップ、堪能しました!
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