![]() | SPORTS GRAPHIC NUMBER ( スポーツ・グラフィック ナンバー ) 2011 年 2/24 号 文藝春秋 2011-02-09 by G-Tools |
その中でも、いちばん読んでおきたい記事が「ザックを探し当てた男たち--原博実と霜田正浩の565日」。小宮良之さんによる「ナンバー・ノンフィクション」のページです。
ワールドカップ南アフリカ大会が終わって、新監督が決まるまでのあいだ、いったい日本代表の新監督が誰になるのか、各スポーツ紙が毎日のように情報合戦を繰り広げていた時期がありました。結局、親善試合までに新監督が決まらずに、原さんが叩かれまくっていたこともよく覚えています。
そのときに、日本サッカー協会技術委員長の原さんはいったいどんなことをしていたのか、それがわかるのがこの記事。いつものことですが、スポーツ新聞の記事って本当にあてにならないんだな~ということが改めてよくわかります(笑)。
今のところ、ザッケローニ監督招聘は大々大成功といったところで蜜月時代となっていますが、これを実現させたのがFC東京に在籍していたお二人という事実は、われわれ東京ファンにとっては大変うれしいことです。決勝戦で得点を決めたのもお膳立てしたのも、元東京の選手だったしなー。いずれも「元」というあたりがアレですが(笑)、とにかく東京ファンにとっては忘れられない大会となったのでありました。
そうそう、この記事中では、FC東京に来るはずだったアモローゾの一件についても触れられています。東京の負債を作ることになった(んですよね?)アモローゾ~ワンチョペという黒歴史、やっぱり忘れるわけにはいきません(笑)。
他の記事はまだ読み流している程度なのですが、とにかくこれだけでも読んでおいてよかったという号でした。ぜひぜひお手にとってご覧くださいませ。
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ところで、自転車乗り的にこの記事で気になった記述といえば、P.79の「霜田はいつものように自転車で近所の酒場へ出かけたという。」というところ。百歩譲って、霜田さんは酒場では酒を飲まないとしても、誤解を受けるような記述はライターさんとしてはしないほうがよかったんじゃないかな。
だって、もし四輪のクルマだったとしたら、「いつものように自家用車で近所の酒場に向かった」とは書かないと思うのね……。やっぱり、世の中的に「自転車は禁酒」というのは一般的な認識ではないのかなあ。ホント、重箱の隅をつつくような指摘でスミマセンです。
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