
↑ギリギリ1万人という観客数
油断や慢心など、さまざまな要因があっての自滅してしまったような試合。「Jリーグサッカーキング」を読みながら「J2に落ちたけど、みんな少しずつ成長したんだね~」なんてほのぼのとしていたら、実は以前とほとんど変わっていなかったことがつきつけられてしまった……というような印象。
確かに、前半ロスタイムでの失点は痛かった。けれど、そういうことはありうるし、下を向いたりあせったりする必要はない。ところが後半の東京は、じたばたし、あせり、連戦の疲れが少しずつ齟齬を生み出し、何もいいところがなく、結果としてまたもロスタイムに失点して敗戦してしまった。
勝ち点を積み重ね、昇格は時間の問題という状況下では、余裕でパスをまわし、試合を支配することができる。ところが、ほんの1失点しただけで、あの体たらくは何なんだろう。今シーズンの前半……あるいは、昨シーズンの終盤を思わせるメンタルの弱さが露呈してしまった。
優秀な指揮官であれば、ハーフタイムに選手たちの心を切り替え、立ち直らせることができたのかもしれないが、大熊監督はそれができるようなタイプの人ではない。ならば選手たち自身が自分で切り替えなければならなかったのだが、どうやらそれはできなかったようだ。
サポーターやファンにも「慢心」は蔓延していた。大分戦に勝たなければならないのに、心はすでにヴェルディ戦にあった。レンタルとはいえ、幸野志有人選手が入ったときには拍手があった(昨年、仙台で赤嶺選手に痛い目に合わされたことはすっかり忘れてしまったようだ。拍手するなら試合後に!)。気温は寒かったが、大分を迎えて臨む試合は「ぬるかった」のだ。
「余裕で昇格~♪」と楽観視していたところで冷水を浴びせられて目が覚めればいいのだが、ショックが大きくて逆に沈んでしまうこともありうる。今節のヴェルディはアウェイの栃木で勝利している。メンタルの弱いわがチームのこと、どう転ぶかはわからない。
東京ダービーはもちろん大事だが、鳥栖が勝利して勝ち点「4差」に詰められた「優勝争い」も重要だ。残りの試合は、できれば勝ち点1でも落としたくない。
チームの成績には波があるものなので、今までの好調ぶりがシーズン終了までそのまま続くとは思っていなかったのだが、いざこうして敗戦を突きつけられてみると、ショックが大きかった。スタジアムの寒さのせいもあって、心も身体も寒い観戦。昨年はこんな試合ばかりだったのだが、喉元すぎれば何とやらで、すっかり忘れていたのだった。
次節は「東京ダービー」だが、まず克服しなければならないのは「己の弱さ」なのだろう。それをクリアしてこそ、緑色のチームに勝つことができるはず。

↑うまく撮れなかった……
東京ドロンパ愛好家としては、ドロンパがハーフタイムに出てくるようになって初の敗戦ということでダメージを受けているところ……ま、今回はハロウィン仕様で、いつものかわいい青赤狸でなかったので例外ということにしてもいい!?かな(笑)。それに、味スタでは無敗だし!
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