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元日決勝を制す

第91回天皇杯決勝 京都サンガF.C. 対 FC東京は、2-4で東京。史上初のJ2同士の対戦となった決勝は、FC東京の初優勝という結果になりました。

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↑優勝してしまった!


正月気分がまったくないままに迎えた元旦、そして国立競技場。一年の最初に聞く「君が代」は、何とも心に響くものとなりました。


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↑京都のビッグフラッグ

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↑京都のコレオ


暖かいといえるほどの気温ではなく、薄日がさしこむ程度の天気でしたが、幸いにして風がほとんどなかったので観戦も快適。


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↑「12」と読むか「J2」と読むか


キックオフ直後から、東京はアグレッシブに攻め立てます。時には「シュート撃て」「枠飛ばせ」「意地見せろ」とコールされたチームですが、今日は誰も文句のつけようがないプレー。一方の京都も、ほんの3ヶ月ばかり前に東京にボロ負けしたチームではありませんでした。1シーズンのうちに、こんなに強くなれるなんてスゴい。強いと感じたのはもちろんですが、とても魅力的なチームでした。鹿島や横浜を破ってきたのもわかるわ~。

試合の流れとは裏腹に、先制したのは京都。一瞬のことで、唖然としてしまいました。しかし、ここからが今までとは違う東京。失点してから5分以内に取り返し、さらに逆転! 逆のケースなら何度も見てきましたが、我らがチームがこんな偉業を成し遂げられるなんて! 

終わってみれば4対2と、東京が圧勝したかのようなスコアですが、実際に見ていたときにはそうは感じませんでした。90分間で、お互い攻撃力を出しきったような、たぶん東京ファンでない人が見ていてもおもしろい試合だったのではないかと思います。

われわれにしてみれば、失点後わずか数分の今ちゃんのゴール(不動の日本代表&チームキャプテン&たぶん東京ラストゴール)、モリゲの芸術的FK、ルーカスのすばらしい2得点(秀人&むっくんのアシストも!)と、お年玉とおせち料理とお雑煮とお屠蘇でお腹いっぱい!みたいな、めでたさが雪崩となって押し寄せたような感じだったんですけどね(笑)。

そして、表彰式と優勝セレモニー。個人的には表彰式というのが大好きで、W杯にせよCLにせよ表彰式~歓喜のパレードまでの一連の映像は常に楽しく見てしまうのですが、自分たちが当事者となるとうれしさも格別ですね。表彰式では、あまりにもたくさんのカップがもらえるのでビックリでした。こうやってカップが増えていけば、そのうち「FC東京ミュージアム」だってオープンできるかもしれません。これからもせっせとカップ集めに励みましょう!

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↑あつらえたような青赤の階段


それにしても、決勝戦で勝つというのはいいものですね!

これで、ナビスコ2回と天皇杯の決勝で勝利してきた東京。考えてみれば、ナビスコ杯も天皇杯も決勝戦の会場は国立競技場で、FC東京のホーム。これってかなり……というか、反則的に恵まれているのではないでしょうか。だって、中立地じゃないんだもの。ゴール裏が ♪俺たちのコクリツ~と歌うくらいですから。

そのせいだかどうなのか、私自身は12月の天皇杯ではずっと「根拠のない自信」に支配されていまして、決勝の朝となっても「今日は優勝して帰る」というか、「アミノバイタルでの報告会に寄って帰る」としか思っていませんでした。さすがにそうつぶやくほど軽率ではなかったものの、心の中ではそう決めていたのですね。

根拠のない自信は、国立競技場に着いて、メインスタンドに作られた表彰台への階段を見て、ますます強くなってしまいます。「な~んだ、ウチらのために階段が青赤になってるし!」。ほとんど「脳内お花畑」といった感じですね(笑)。まぁファンというのはそのくらい盲信していてもいいのかも……。


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↑夕闇迫る国立競技場


いつもTVで見るだけだった「天皇杯決勝」の場は、やはり特別でした。

私は「元日決勝」にはずっと批判的でした。リーグ戦が終わって契約更改も済んでしまった段階で延々と試合をするのはいかがなものかと思っていましたし、特定の会場ばかりで試合が行なわれたり、チームの移動距離などがフェアでなかったりすることは改善されるべきだと考えていました。今もそれは変わりません。

でも、日本人にとって特別な意味を持つ「元日」に、「天皇杯」というタイトルを賭けての決勝戦が行なわれるというのは、ある意味、とても日本的で、40年ほどの歴史しかなかったとしても、すでに「伝統」の一部になっているような気さえしたのです。そして、元日に試合ができるわがクラブのことが、とても誇らしかった……。

天皇杯のレギュレーションは見直されることになっていますが、「元日」の決勝開催は来年も継続されるようです。日本代表の試合はもちろん、クラブワールドカップや国際試合などの過密日程の中で、誰もが納得できる日程というのはもはやムリなのかもしれません。

各方面から意見を聞いて、できるだけ多くの人々が納得できる形で、この「天皇杯」という由緒正しいタイトルが、それにふさわしい舞台で維持されていくようになるといいのですが……。
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コメント

本当に、あけましておめでとうございます。
残念ながら、テレビ観戦でしたが、それでも内容の素晴らしさを堪能できた決勝でした。


京都も堂々とゴールを狙いに来たので、決勝には珍しく打ち合いのゲームとなったのも見応えがありました。


良い試合内容で、しかも勝利出来るなんて、新年早々最高の幸せです。
優勝おめでとうございます!
うちでTV観戦でしたが、観てて面白い試合でした!
天皇杯優勝おめでとうございます!!
ACL、がんばってくださいね。
北京国安と対戦するようですが、あそこは
けっこう強いです。なにより、
アウェイの洗礼が強烈です。お気をつけて。
明けましておめでとうございます。
みいこさん、優勝しましたね。去年はミカン食べながらテレビで天皇杯を眺めてた。いつかあのゴール裏へ行ける日がくるのかと思いながらにね。試合はまさに集大成のような素晴らしいサッカーだった。大熊監督のサッカーの本質がでていた。華麗なサッカーではなかったもしれないけど強かった。僕らのチームは一年かけて積み上げてきた。 相変わらずゴール裏の面々はマージャンしたり凧揚げしたり悪のりなコレオもあり楽しく、そして力強い応援をした。先制点を奪われた時にどこからともなく、落ち着け、まだまだ時間はある、そんな声がかかりゴール裏はみんな声をだした。僕もそしてみんなも東京サポーターすべてが勝利を信じていた。もしかしたらそれがホームの力なのかもしれないなぁ…みいこさん来シーズンは厳しい戦いが続く。アジアでの戦いは未知数だしね。選手も監督やスタッフも変わる。それでもサポーターは変わらない。多くのサポーター達がいれば必ずチームは強くなる。僕はそう思う。あっドロンパも変わらないね。みいこさん今年もよろしくね。
夢のような元旦でしたね!

朝一に来るのは不可能な私は寝袋で一泊しましたw。そして寒い朝に前日買ってきた一人おせちとビールで新年を祝って(バカ)。友人は呆れていました・・・

試合中、ある程度見えてきたところで契約、移籍の事が頭をよぎり感傷的になって・・・

この繰り返しが歴史になるのですよね。だから選手が去ってもこの年(あ、正確に言うと前の年もか)の事は一生記録・記憶に残るし、そう思った途端この試合を楽しんで見ようと。。。

で、帰宅して(優勝報告会は疲労でパス・・・)翌日録画見たらドロンパのヤツ、ナオ・今ちゃんのインタビューの時にモロにカメラ意識して映ってるじゃないですかw。コイツ全国放送でやってくれましたね。カワイイやつだ。試合前も盛り上げてくれたし。

今まではいいことがあった次の年はいいことない東京ですが、今年はワクワクします!

我々も一休みと言いたいところですが、3月はもうすぐですね。とりあえあずお疲れ様でした~

最後に。ツイッターで「新体制発表会ダンナだけ当選したら悔しくて死ぬかもしれない」ってのに吹きましたw

コタツねこさま。
コタツねこさん、コメントありがとうございます。

そういえば、例年の天皇杯決勝はもっと守備的……というか、慎重な試合運びが多かったですね。

新年らしく派手な試合になって、見ていて面白い試合になってよかったと思います~!
MIKAさま。
MIKAさん、コメントありがとうございます。

ACLは川崎さんが先輩ですね~。
TVでしか見たことがありませんが、韓国や中国での試合が今から恐ろしくて仕方がありません。
どうか誰もケガをしませんように~!

来年は多摩川クラシコ。ふろん太くんとの再会も楽しみです。ネタ的に負けないようにしなければ(笑)。
東京坊主さま。
東京坊主さん、コメントありがとうございます。

優勝しましたね~!
ゴール裏での応援、ありがとうございました。
スタジアムでの棲息場所は違いますが、
心情的には東京坊主さんのツイートがかなり自分のものと一致するな~という印象があります。
来シーズンもよろしくお願いします~。
ほてまりさま。
ほてまりさん、コメントありがとうございます。

いやもう、あまりに幸せすぎて、逆に「ホップステップチャンプ」の黒歴史が甦りそうで怖いのですが(笑)、今度こそ「失われた○年」ではなく、本当に進歩していかないとなりませんね。

ドロンパ、やってくれましたね! 全国制覇への第一歩だと思います(笑)。あの映像は萌え死ぬレベルでした!

新体制発表会、ペアで申し込めることが判明したのでひと安心です(笑)。

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