
↑豪雨の中の試合
数日前までは曇予報だったのに、いつのまにやら「記録的な大雨」「雷や突風に注意」と天気予報が連呼する最悪の天気に。ホント、今年は天候には恵まれていません。
そんな中、ほとんどの席に屋根のない国立競技場での平日19時30分からの試合に集まったのは8492人。アウェイサポがほとんど見込まれず、そして平日の悪天候という条件を考えると上々の入りといえるでしょう。たぶん、東京のコアなファンはこのくらいの数なのでしょうね。
リーグ戦3連敗で、しかも直近の清水戦が酷い内容だったことを受けて、不安をもってACLを迎えた人は多かったと思います(私も~)。そしてその不安が的中したかような、前半4分での失点。
ところが、この日の東京はひと味違いました。その直後のプレーがそのまま得点につながり、1-1。20分には、太田選手に代わって左SBに入った椋原選手が見事なゴール! リードしたことで余裕で試合を進められるのかと思いきや、33分にまたも失点。この日の天気と同様、何とも落ち着きのないゲームとなりました。

↑たくさん点が入りました
結果は4-2と、リーグ戦での得点力不足を払拭するスコアとなりましたし、ベスト16はクラブ史上初の快挙です。でも、心底うれしくてふわふわ浮いちゃうような気持ちになれないのはどうしてなのでしょう?
やっぱり、清水戦での負けっぷりがショックだったというのはありますね~。あと、2失点に至る経過もあまりよくなかったですし、もっとシュートを撃つチャンスがあったのに撃ててなかったし……。
それに、リーグ戦がいちばん重要でしょう!?という気持ちもありました。あまり東京のことをよく知らないチームとなら、こうやってぶつかって勝つこともできるけど、よく研究して長所をつぶしてくるようなサッカーをするチームが相手だと、今の東京はどうしても弱いんですよね……。
また、ベスト16ということよりも、グループ1位になってから喜びたいとも思ってしまっていました。ベスト16では、1位のチームはホームで試合ができます。でも2位だとアウェイ。東京が2位で勝ち抜けたとしたら、たぶんベスト16は中国で行なうことになるでしょう。蔚山は北京ホームでも勝利した強いチーム。ああ、コクリツでの引分は痛かったなあ(と、今さら……)。
それでもとにかく、ACLだけででも勝利して、少しでも自信の回復につながればいいと思います。次は、新潟でのアウェイゲーム。新潟でのアウェイも、かなり勝つのが難しい試合となりそうですので、ACLを思い出して思い切って試合に臨んでほしいですね。

↑ブリスベンサポの皆さん
試合翌日、大竹選手のケガの詳細が明らかになりました。「左前十字靱帯損傷、左膝内側半月板損傷」。彼の今シーズンは、終わってしまいました。ようやく輝きを取り戻してきたのに、何という悲劇。
でも、東京には同様のケガを乗り越えてきた先輩が何人もいます。大竹選手もこの試練を乗り越えて、精神的に大きく成長して戻ってきてほしいと思います。ファンはみんな待っていますからね!
「層が厚い」といわれた東京も、やっぱりだんだん苦しくなってきました。追加の補強も欲しいところですが、どうなるのでしょうか。
得点:高橋、椋原、渡邉(PK)、渡邉
交替:渡邉→ルーカス 羽生→米本 梶山→石川
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