非常に後味の悪い試合でした。

↑これだけのお客さんが入ったのに……
先週の清水戦で「後半のような試合を、前半からしなければいけない」と選手たちが反省していたとおり、前半はかなりよかったと思います。というか、ボールを気持ちよくまわしていましたね……でも、肝心なゴールはゼロ。
バルセロナのサッカーに人々が魅せられるのは、ボールを回してきちんとゴールまで決めるから。楽しいボール交換に酔っているだけでは、正直いって眠くなります。この流れだとイヤな予感がする……と思っていたら、案の定。ちょっとした隙を突かれて、あっという間に2失点してしまいました。
その後は、前半に見せた集中力が途切れてしまって、パスもつながらずピンチばかり。サッカーは数分あれば2得点できるゲームではありますが、得点の気配すらしてきません。審判に詰め寄る監督の姿はもはや定番とはいえ、退席になったときのリスクも考えて抗議をしてもらいたいものです。
試合の印象としては、先日の天皇杯と同じ。でも、あのときは1万人にも満たない観客数でしたが、昨日は34822人です。東京を見に来た大半のお客さん、これからリピーターになってくれるかもしれない人を、むざむざ多摩川に放流してしまうなんて、なんともったいない。それがいちばん残念なことです。

↑試合前
今の東京は、90分間集中して試合をすることはできないようです。それなら、前半から猛ダッシュするのではなく、後半から頑張ってくれたほうが、見ている者にとっては気持ちが休まりますね。たとえば、前半ダメダメで2失点したけれど、後半すばらしいパス回しで戦って及ばなかった……ということであれば、見る者の印象はだいぶ違います(ポストにはじかれたのも数本あったしね)。
ポポサッカーが花開くのは来年以降のことだとはわかっていますが、ただひとつどうにかしてほしいのが「期待感ゼロのセットプレー」。CKなんて、いくつあってもちっともチャンスだと思えないんですもん。ネマ選手だともう少し期待感がアップするのですが……ホント、もったいないんですよね~。

↑右端でシコを踏むドロちゃん
まぁ「コラシコ」で勝ったからいいか……ハットトリックの「翼くん」、名前を覚えておきましょう。試合後、子供たちがゴール裏でかわいい「シャー」をするのを微笑ましく見てしまいました。彼らがもしも東京の選手になる日が来るのなら、その時にはもう少し「多摩川クラシコ」にも風格が出てくることでしょう。
ドロンパ君も、出番が多すぎて疲れていたのか、ちょっと印象が薄かったかな……ハーフタイムは「人文字シリーズ」で、バイト君を巻き込んでの「クラシコ」でしたが、これもちょっとムリが……。この日、いちばん印象に残ったドロちゃんは、某売店の店長さんでしたよ。

↑イルカが……!
しかし、今年はやっぱり「同じ相手に連勝」もできませんね。まぁ連敗もしていないので、来週は……? あまり勝率のよくないクマデーというのも気がかりですが……。
帰宅してみたら、レーザーポインター事件は起こってるわ、河野選手はクルマで事故ってるわ、加賀選手も怪我だわで踏んだり蹴ったり。「実りの秋」は遠いですねえ。
……この日、いちばんよかったことは、雨が降りだす15分前に自転車で帰宅できたこと! 選手の場内一周を見てから帰るのが定番だけど、アメッシュ見たら雨雲が北上しそうだったので、早めに帰り支度をしたのが正解でした(笑)。しかし帰り道の自転車も多かったなあ……3万人来るのっていろいろな意味で大変なんですね(数が多いだけ変な人も増えるし)。これを日常にしようというのは、もっと大変でしょうけど。
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