
ファーストステージを終えての順位も9位でした。ぎりぎり1枚目のいちばん下という順位は、もっと悪い予想をしていたもので^^;、悪くない結果ではありました。ACLも終わり、ようやく他のクラブと足並み揃えてリーグ戦に挑めるということで、何とか気持ちを奮い立たせようとしていましたが、結果はファーストステージよりもさんざんなもの。もはや日程やACLを言い訳にできないだけに深刻です。
開幕当初からのモヤモヤ
新監督就任の報を聞いたときからずっと心が晴れないままの今シーズン。たぶん、城福さんのことも、彼を就任させたフロントのことも信じられないからこんなことになってしまったのだと思っています。
以前の記事でも書いたように、降格の原因をつくった責任者の筆頭でもある人を、何の説明もなしに新監督に連れてくるというのが、どうしても納得できないのです。
もしも新体制発表会で「2010年のときはこうだったが、今回はまったくそのようなことにはならないし、今回はこういう必要があったのでマッシモを切って城福さんにお願いした」という説明があれば。あるいは、城福さんから「6年前は不本意な結果になってしまったが、そのときの反省も踏まえて今度はこういうチームにしたいので、ぜひ応援してほしい」というひとことがあれば。
でも実際には、ただのお定まりの「監督紹介」と、「てっぺんが見たい」とかいうわけのわからない抱負だけでした。ムービング・フットボールとアクション・サッカーって、言い回し以外にどこが違うんだ!?
日程、J3参戦、ACLと、たいへんな事情があったのはわかっています。だから今シーズンは「優勝」よりは「○年後の優勝をめざしたチームづくり」になりそうだということもわかっていました。でも、前年4位だったのに「今年は優勝は目指せないので、チームを作る年にしますね」なんて、それぞれなけなしのお金を出してくださっているスポンサーの皆々様に宣言できるわけがありません。無理だとわかっていても「頂戦」とか何とか言っておかなくてはならなかったのでしょう。
ファーストステージ終了時で9位というのは、「残留」を考えれば悪い順位ではありません。2010年の第17節終了時は12位でしたし、そのシーズンはホームでわずか1勝しかできませんでした。当時よりはずいぶんとマシなので、少なくとも残留はできそうだと先月の段階では思っていましたが……。
しかし、鳥栖、福岡と、後半アディショナルタイムで合計3失点もしてしまうチームを見て、また気持ちが揺らいでしまいました。2010年の最終戦で自滅していったチームが思い出されます。あれから「自立」を目標に掲げてきたのは、前社長の退任と同時になくなってしまったのでしょうか。「FC東京は後半ATに弱いチーム」と知れ渡った今、今後のすべての対戦チームはその弱みを突いてくるでしょう。今の東京に、それを跳ね返す力(メンタル)はあるのでしょうか……。
問題は監督だけではないから…
監督をクビにするというのは、いちばんわかりやすい判断です。でも、次に(暫定的にでも)チームを率いるのは誰なのでしょう。今回は大熊さんに頼むことはできません。いちばんわかりやすいのはコーチ陣の昇格ですが、だとするとJ3は!? いや、それで残留できるのか、あるいは一時的であってもカンフル剤的な効力を期待するのか……。
少し前は「さっさと監督を替えてくれよ〜」とボヤいていたものですが、今はそうは思っていません。この事態を招いた責任は、監督よりも彼を呼んできた人々(誰なのかは知りませんが)にあり、監督だけの問題ではないからです。
今では、監督を替えてほしいとは積極的に思っていません(後任が思いつかないせいもあります)。城福さんには、前回途中で投げ出した(自分からやめたわけではありませんが)仕事をきちんと最後までやって、クラブを残留させてほしいと思っています。
観客数減について
先週の甲府戦、毎年高い人気を誇る「テディベアデー」でしたが、観客数は17978人にとどまりました。
昨年と比べての観客数で、いちばん減少したのがFC東京だったという記事を読んだこともあります(見つけたらリンクしておきます)。ああ、さもありなん。
もちろん、お客さんが減った理由はひとつではありません。よっちや太田宏介といったスター選手が移籍したこともあるでしょう。また、ACL参戦に伴う平日開催が数試合あったこと、2月という寒い時期のナイトゲームが多かったことも理由のひとつです。でも、やはり「ホームで勝てないこと」は致命的です。わたしはメイン指定SOCIOで、周囲は年間通して皆勤賞な人ばかりですが、それでも最近はちらほら空席があるようになってきました。
同じ監督さんなのでつい2010年と比べたくなりますが、試合のつまらなさや見ているときの絶望感は、2007年に似ていると思うようになりました。ホント、何度同じことを繰り返しているのでしょう。
2012年にJ1に戻ってきてからの4年、試行錯誤しながらも過去最高順位までいったのに、それまで積み上げたものをみずからぶっ壊してまわっているFC東京。同じものを積み上げることはもうできませんが、どうにかしてもう一度やり直してほしいものです。もうあまり時間は残っていないのです。
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