
↑地面がむきだしになった湖底が撮影ポイント(2月の写真)
テーマは「オオタカ 街で驚きハンティング」。都市化で生息数を減らしていたかに思えたオオタカが、どっこい街中でもたくましく生きているという話題でした。しかも、街中に出てきてくれたおかげで、今まで知られていなかった生態も撮影されたというのです。
街での狩りを紹介したあとは、近郊のダム湖で撮影された「カラス狩り」の様子……って、これ狭山湖ではないですか。狭山湖堰堤突端のあずまやは、3月くらいまでは「オオタカウォッチャー」の人々が高性能カメラと三脚を従えてズラッと並んでいたものですが……。
今年の冬は、多摩湖工事の影響もあったのかどうか、狭山湖の水位が極端に下がっていました。いつもなら湖面だったところが造成地のようになり、水辺にはカラスの大群が集まっていたのです。でも、肉眼ではそこにオオタカがいるとはわかりません。私も一度、オオタカウォッチャーの人に何を見ているのか聞いたことがありました。
「オオタカがカラスを食っているんですよ」
この返事にはビックリ。オオタカという名前ですが、実際の大きさはカラスと同じくらい。カラスの群れに囲まれているところで、カラスを捕食して食べるなんて芸当ができるものでしょうか。そこで実際に、カメラをのぞかせてもらいました。
実際に見ても半信半疑だったのですが、番組で克明な映像を見せられてものすごく納得しました。この冬、狭山湖でオオタカを見ていた人たちは、この「カラス狩り」を観察していたのですね。ここに集まる人々は皆さんすばらしいカメラをお持ちなのですが、一度、ハイビジョンカメラ(プレビュー用のモニター付き)を見たことがありました。もしかしたら、この番組の撮影隊だったのかもしれません。

↑多摩湖堰堤の「オオタカの解説板」
バードウォッチングに最適な冬が終わり、最近は野鳥観察の人もあまり見かけなくなりました。野鳥たちはこれからが繁殖期ということで、あちこちできれいなさえずりが聞こえてきます。姿は見かけなくなっても、オオタカは多摩湖・狭山湖付近で元気に生きているはず。季節がめぐって、再びその姿を見る日が楽しみです。
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