
↑この時期、いい香りが周囲に漂います
もとは外来植物で生命力の強いニセアカシアは、この時期はどこへ行っても満開の花を咲かせています。多摩サイでも秋川沿いでも多摩湖沿いでもたくさん見かけました。ニセアカシアを見るたびに「天ぷら天ぷら!」と騒ぎながら走っているのは私らだけかも(笑)。
こんなにどこでもある花ですが、「天ぷらにするとおいしい」と知っている人は少ないのかもしれません。毎年この時期を楽しみにしているワタクシとしましては、今年もさっそく作ってみることにしました。当ブログでも3回目ですが、おつきあいくださいませ。
ニセアカシアはマメ科の植物で、藤の花のような構造になっています。今までは花の房ごと天ぷらにしていたのですが、真ん中の茎が意外と固いので、今回は小さな花をバラバラにして、かき揚げにしてみることにしました。

↑花を分解して洗ったところ
ニセアカシアの花は甘い香りがするので、たくさんの虫たちが引き寄せられてきます(「アカシアの蜂蜜」として売られているのは、ニセアカシアの蜜だそうです)。料理する前には、花を十分に洗わないと、虫も一緒に食べてしまうことにもなりかねませんのでご注意を。
レシピも何もなく、後はシンプルにかきあげにするだけ~。カラッとあがるほうがおいしそうなので、私は事前に片栗粉をまぶしておいたりします。

↑ちょっと油の温度が高すぎました
はい、できあがり~。ものすごく簡単です。山菜料理として供してくれるところもありますが、ニセアカシアなんてどこにでも生えている木ですし、とりつくせないほど花が咲いているので、珍しくも何ともないんですよね。ただ知らない人が多いだけ。材料費ほぼ0円でこんなにおいしいものが食べられるなんて、なんと幸せなことでしょうか。
花の香りがそのまま生きる天ぷらですので、できれば新しい油を使ってください。本当に上品で、ものすごくおいしいです。おススメは塩&レモンかな。ビールにもワインにも合いますよ。
あまりにもうまかったので、もう一度くらいやってみようかな……。
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